済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約66,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
1981年生まれ、沖縄県出身。1996年に歌手としてデビュー。翌年、第39回日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞。2003年、『ジキルとハイド』でミュージカルデビュー。以降、『ミス・サイゴン』(2004・2008・2012年にキム役/2016・2020年にエレン役)、『レ・ミゼラブル』(2005年にコゼット役/2007・2009年にエポニーヌ役/2011・2013・2015・2019年にファンティーヌ役)などの大作に次々出演。ミュージカル俳優として活動の幅を広げている。
「あの『ケインとアベル』がミュージカルになるらしいよ、という噂は聞いていましたが、まさか自分が参加させていただけるとは想像していませんでした! 誰も観たことがない新作には一からつくりあげる苦労もありますが、それに勝る喜びがあると思います」と声を弾ませる。
これまで20年以上のキャリアを積んできた。しかし22歳で『ジキルとハイド』の初舞台を踏んだときは、畑違いの現場に戸惑いを隠せなかったという。「ポップスしか歌ってこなかったので、歌もお芝居も思うようにできない中、お客様の目も厳しく毎日苦しかったです。でも、少しでもよくなりたい一心で必死に挑戦していたら、『昨日よりよかったよ』と言ってくださる方もいて。それが励みになってずっと続けてこられたのかもしれません」
今は“作品の1ピース”として共演者と調和をはかり、舞台を完成させることが自分の務めだと語る。何がそこまで知念さんを引き付けているのか?
「生の舞台は努力したことも、しなかったこともそのまま出てしまう、怖いけれどやりがいのある仕事です。だからこそ毎日一生懸命努力を重ねた先に、今回のような思いがけない役に出合えるご縁があるのかなと。そんな自分でいるためにも、時間を無駄にせず努力し続けようと思っています」
文:みやじまなおみ 写真:安友康博(機関誌「済生」2024年12月) ヘアメイク:noritake スタイリスト:小堂真里
ミュージカル『ケイン&アベル』
ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作に、世界初演のオリジナル・ミュージカルとして上演。生まれながらにして将来を約束された男(ウィリアム・ケイン)と、孤児として生まれ自ら夢を掴み取らなければならない男(アベル・ロスノフスキ)。ともに類まれな運命を持つ二人がお互いの成功の陰で対立を深め、火花を散らしていく。知念さんはアベルを支える妻・ザフィアを演じる。
原作:ジェフリー・アーチャー
音楽:フランク・ワイルドホーン
脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン
出演:松下洸平、松下優也、咲妃みゆ、知念里奈、山口祐一郎ほか
東京・東急シアターオーブ 1月22日(水)~2月16日(日)、大阪・新歌舞伎座 2月23日(日)~3月2日(日)
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