社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2017.12.28

土屋太鳳 さん

土屋太鳳 さん
土屋太鳳 つちや たお 1995年生まれ。東京都出身。2005年、スーパー・ヒロイン・オーディション MISS PHOENIX」で審査員特別賞を受賞。08年に『トウキョウソナタ』で映画デビュー。NHK大河ドラマ『龍馬伝』でドラマデビューし、連続テレビ小説『まれ』のヒロインに抜擢(ばってき)される 。以降、映画、ドラマ、CMと幅広い活躍を続けている。映画『となりの怪物くん』『累-かさね-』が公開待機中。

空を見上げて、ほっと幸せ。 今年のテーマは「エレガントな女性」です。

朝ドラヒロインから映画、テレビCMで活躍中の土屋太鳳さん。人気漫画を舞台化した話題の作品『プルートゥ(PLUTO)』で待望の初舞台を踏みます。新たな挑戦に燃える彼女の、お気に入りの時間と今年の目標とは。

小学生のころから漫画『ガラスの仮面』が大好きだった。主人公のマヤが挑む役作りを実際に真似(まね)し続けたくらい、ずっと「舞台」に憧れてきたと瞳を輝かせる。
「初舞台を前に恐れも強く感じていますが、舞台に立った瞬間どんな気持ちになるのか楽しみでもありますね」

近未来世界を斬新に描く『プルートゥ』で演じるのは、アトムの妹ウランと刑事ゲジヒトの妻・ヘレナの一人二役。
「物語はいま世界が直面している問題、政治情勢とリンクしていると思いますね。大切な人への愛、そして恐怖や迷い。二人の思いに集中して演じていきたい」と意気込む。

今年も主演作が続く22歳。多忙でも毎日必ず新聞に目を通すのだとか。ダンスの練習とともに5キロ以上のランニングもして、体力づくりも日々欠かさない。

写真投稿サイト「インスタグラム」での発信も日課の一つ。青空、夕空、夜空、と心に残った空を撮り、投稿する。
「空が大好きなんです。実家からは日の出と富士山が見えて、夕方の空もとてもきれいで。子どものころからそんな写真を夢中で撮っていましたね。空を眺めると心が軽く温かくなって、『幸せ…!』という気分に浸れる(笑)」

SNSは「美しい景色を共有できて、自分の感じ方や生き方を感じとってもらえる」のが魅力だと語る。コメント欄に寄せられた言葉から、それぞれの人生に思いを馳(は)せることも。元気の源は「人と話すこと。人といることでエネルギーをもらえている」と、まっすぐに瞳を向ける。

今年の目標は「エレガントになる!」と決めた。
「エレガントってどんなものか、まだ私自身わからないんですけれど(笑)。自分は将来どんな女性になるのか、といま真剣に考えているところなんです」

年頭から始まる彼女の挑戦を楽しみにしたい。

文:浜口恵美子 写真:梶浦政善 (機関誌「済生」2018年1月)
ヘアメイク:加藤由紀
スタイリスト:杉本学子(WHITNEY)

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シアターコクーン・オンレパートリー2018
手塚治虫 生誕90周年記念
鉄腕アトム「地上最大のロボット」より

『プルートゥ(PLUTO)』

『プルートゥ(PLUTO)』 ©原作:『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション 小学館)

手塚治虫『鉄腕アトム』のエピソード「地上最大のロボット」を浦沢直樹らがリメイクした漫画『PLUTO』(小学館刊)の舞台化。世界最高水準のロボットたちが次々に破壊される事件の謎を、ドイツの刑事ロボット・ゲジヒトとアトムが共に追う。全人類に叩きつけられる【愛】と【憎しみ】の黙示録。

●演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ

●原作:『PLUTO』 (浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース  監修/手塚眞  協力/手塚プロダクション)

●出演:森山未來、土屋太鳳 ほか

【東京公演】
2018年1月6日(土)~1月28日(日)
Bunkamura シアターコクーン(渋谷・道玄坂)

【大阪公演】
2018年3月9日(金)~3月14日(水)
森ノ宮ピロティホール(中央区)

2018年2月 欧州ツアーあり

土屋太鳳 さん