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石丸幹二 さん

石丸幹二 さん
プロフ

舞台はもちろん、ドラマや映画でも活躍する俳優の石丸幹二さん。「できれば板の上で死にたい」と願うほど舞台への思い入れは強いといいます。どのような気持ちで芝居と向き合っているのか、お話を伺いました。

舞台はもちろん、ドラマや映画でも活躍する俳優の石丸幹二さん。「できれば板の上で死にたい」と願うほど舞台への思い入れは強いといいます。どのような気持ちで芝居と向き合っているのか、お話を伺いました。

 30年近く舞台の最前線で活動を続け、50代を迎えた今、年齢に見合った役柄の、等身大の人生を描くのが目標になった、と語る。
「人間は、年を重ねるとだんだん複雑になっていきますが、優れた戯曲家は、それを巧みに台本に落としている。この年齢だからこその経験や肉体を通して、そうした戯曲に向き合いたい」

 喜劇王として知られるチャップリン晩年の傑作映画『ライムライト』の音楽劇もそのひとつだ。
「演じていて、身につまされる思いです。私が演じるカルヴェロは、チャップリンが自らを投影した人物ともいわれていますが、『板の上で死にたい』という彼の舞台愛は私の中にもあるものですね」
 憧れの名優の代表作を演じることは重圧だが、『ライムライト』を現代によみがえらせ、より多くの人に作品のすばらしさを届けることに大きな使命を感じているという。

 長く俳優を続けるためには、健康であることも欠かせない。「40代になって、格段に体力が落ちたと気づいたはずなのに、50代になると、なぜかそれを忘れてしまう(笑)。だから、自分にストップをかける勇気を持つ。それは決して自分を甘やかしているのではなく、もっと効率のよいやり方を見つけるということかもしれません」

 時間があるときは、行き先を決めずに出かけていくことも。「ベストショットの夕陽が見たい!とだけ思って車を走らせ、見ることができたら、ああ、よかったと思う。自分の気持ちに逆らわないのも、大事な心の健康法です」

文:みやじまなおみ 写真:安友康博 (機関紙「済生」2019年3月)
ヘアメイク:中島康平 (UNVICIOUS)
スタイリング:Shinichi Mikawa

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音楽劇『ライムライト』

音楽劇『ライムライト』

喜劇王チャップリンの傑作映画『ライムライト』が原作の音楽劇。日本が世界で初めて舞台化し、大盛況で迎えられた2015年の初演版に引き続き、石丸幹二が老芸人・カルヴェロ役に挑戦する。物語の舞台はロンドン。ミュージックホールのかつての人気者で今や落ちぶれたカルヴェロは、ある日、ガス自殺を図ったバレリーナ・テリーを助け、彼女を再び舞台に戻そうと懸命に支える。そのかいあって、テリーは舞台に復帰。自分を支えてくれたカルヴェロに求婚するが...。

●原作・音楽:チャールズ・チャップリン
●上演台本:大野裕之
●音楽・編曲:荻野清子
●演出:荻田浩一
●出演:石丸幹二、実咲凜音、矢崎広、吉野圭吾、植本純米、保坂知寿 ほか
東京公演:2019年4月9日(火)~4月24日(水)シアタークリエほか大阪・福岡・愛知公演あり。


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