済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
5歳でアフリカに魅せられた。テレビで見たマサイ族に憧れ、「大きくなったらあの肌の色を選び、あの姿になる」と本気で思っていた。しかし10歳のとき、母親に「あなたはアフリカ人にはなれない」と告げられ、人生初の挫折を味わったという。
それから十数年後、ヨシダさんが撮影するアフリカ少数民族の写真がSNSで話題に。独特の手法がテレビ番組でも取り上げられ、一躍、注目を浴びるフォトグラファーになった。「大好きなアフリカが私にフォトグラファーという肩書をくれた」と語る。
そんなヨシダさんが次の被写体にドラァグクイーンを選んだ理由とは?
「私は写真が好きというより少数民族に会いたいのがメインだったので、『少数民族以外の写真を見てみたい』と言われて1回壁にぶつかりました。彼らと同じくらいカッコいいと思える被写体を数年探し続け、ようやく見つけたのがドラァグクイーンです。その立ち姿に、少数民族と同じ圧倒的な存在感と、揺るがない自信を持つ人だけが放つ美しさを感じたんです」
クイーンたちは「あなたが、私が、美しいと思うものはすべて美しい」と言い、人間としての器の大きさも持っていた。「自分に素直な人は、他人にも優しくできる。写真を通して、彼女たちのそうした魅力を伝えていきたいですね」
文:みやじまなおみ 写真:伊藤圭(機関誌「済生」2021年6月)
ヨシダナギ写真展
『DRAGQUEEN-No Light, No Queen-』
伝統の暮らしを継承するアフリカの少数民族をスタイリッシュに撮影することで知られるヨシダナギが、ドラァグクイーンを被写体とした作品集『DRAGQUEEN-No Light, No Queen-』(ライツ社)の写真展を大阪・阪急百貨店で開催。ヨシダがニューヨークとパリで撮影した作品と撮影風景に加え、この写真展のために撮りおろした日本のドラァグクイーンたちの作品が展示される。
※新型コロナ感染拡大のため開催延期となりました
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