社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2021.04.30

奈緒 さん

奈緒 さん

「緊張したときこそ相手の台詞を聞いてごらん」
共演者の言葉、今回の舞台も胸に

今、最も旬な若手実力派女優の一人、奈緒さん。ドラマ、映画だけでなく、舞台にも果敢に挑戦しています。本番を前に、主人公への共感や生のお芝居につきものの緊張のほぐし方、また、忙しい日々のストレス解消法について語っていただきました。

 5月、3度目の舞台で主演を務める。初舞台の際、共演者に「緊張したときこそ相手の台詞せりふをよく聞いてごらん」とアドバイスをもらい、芝居がガラッと変わったという。「相手に集中することで、気づいたら緊張がどこか違う場所へ行き、心も体も自由になれました。舞台はやればやるほど緊張するものですが、邪険に扱うのではなく、今回も仲良く付き合っていけたらと思います」

 本作は並行世界で起こる母娘の対立が軸になっているが、奈緒さんにも、一番近い人に本当の気持ちを伝えられない時期があった。「本格的に女優の仕事をするため福岡から上京することを反対されたものの、当時は母の不安を取り除く言葉をかける余裕がありませんでした。でも、自分を認めてもらいたいからこそ反骨精神が芽生えたし、必死にがんばれた。最近やっと、『あのとき反対してくれてありがとう』と伝えられました」

 言葉のエネルギーは、一方で癒やしにもなると奈緒さん。

「例えば、『どんなにきみがすきだかあててごらん』という絵本は、2匹のウサギがお互いに相手のことがどれくらい好きか言い合うだけの単純なストーリーですが、言葉が直接、感情に語りかけ、日々、忙しく疲れている方々のストレス解消にもなると思います。メッセージ代わりに大切な人へ絵本をプレゼントするのもおすすめです」

文:みやじまなおみ 写真:吉川信之(機関誌「済生」20215)
ヘアメイク:竹下あゆみ
スタイリスト:岡本純子(afelia)

M&Oplaysプロデュース『DOORS』

舞台『DOORS』

悲観的で暗い性格の母親が、あるトラブルをきっかけに別人のように社交的な人間になった。その謎を解くため、高校生・真知と同じクラスの理々子が「ドア」を開け、「並行世界」を行き来しながら不思議な旅をする姿を描く。そうであったはずの世界こうなってしまった世界、入れ替わった母親を取り戻す方法はあるのか…?

●作・演出:倉持裕
●出演:奈緒、伊藤万理華、菅原永二、今野浩喜、田村たがめ、早霧せいな
2021年5月16日(日)~30日(日) 世田谷パブリックシアター
群馬・新潟・富山・大阪・愛知・福岡公演あり

奈緒 さん


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