第15回済生会生活困窮者問題シンポジウムin Fukui

「支援の糸口を、私たちから」をテーマに、第15回済生会生活困窮者問題シンポジウムが10月18日、福井県済生会病院で開かれ、地域住民や行政関係者ら約180人が参加しました。

「生きづらさを抱える若い女性や子どもたちを地域で支えるために私たちができること」と題して、一般社団法人 社会的養育地域支援ネットワーク・代表理事 橋本達昌氏が基調講演。

　パネルディスカッションは、引き続き橋本氏がコーディネーターを務め、「支援の糸口を、私たちから～生きづらさを抱える若者を支える福井の力～」このようなテーマに向き合う4人のパネリストが登壇し、民間団体の活動や行政の支援施策の紹介、社会的養護経験者の立場からの支援等さまざまな取り組みを紹介しました。

　その後のディスカッションでは、相談につながりにくい人にどう気づきどう寄り添い続けるか、支援だと感じさせない自然な関係性の築き方、アフターケアでの留意点等が話し合われました。

　最後は、コーディネーターの橋本氏が、「支援＝始縁(縁の始まり)」として、福井ならではの顔の見える関係で新たな連携を築き、次の強みのある組織へ繋いでいくことの重要性を強調して締めくくりました。

○開会挨拶／趣旨説明

開会挨拶(済生会理事長 炭谷茂、福井県済生会会長・福井県副知事 鷲頭美央)、趣旨説明(福井県済生会支部長 登谷大修)

○基調講演

「生きづらさを抱える若い女性や子どもたちを地域で支えるために私たちができること」

一般社団法人社会的養育地域支援ネットワーク代表理事　橋本達昌氏

プロフィール
昭和41(1966)年福井県越前市出身。
社会的養育総合支援センター「一陽」統括所長(越前市)
こども家庭庁こども家庭審議会臨時委員、社会的養育地域支援ネットワーク代表理事、
家庭養育支援機構副理事長、全国児童家庭支援センター協議会協同研究所長、
日本子ども虐待防止学会理事、朝日新聞厚生文化事業団地域こどもつなぐ応援金事務局長等官民の児童福祉、社会福祉関係の要職を歴任。
福井県立大学・仁愛大学非常勤講師として後進の育成にも尽力。
福井県社会的養護施設協議会会長、福井県地方自治研究センター理事長、
福井県児童福祉審議会委員、越前市要保護児童対策地域協議会会長等地元でも活躍。

基調講演
「生きづらさを抱える若い女性や子どもたちを地域で支えるために私たちができること」

○パネルディスカッション

コーディネーター

一般社団法人社会的養育地域支援ネットワーク代表理事
　橋本　達昌 氏

パネリスト

福井県健康福祉部児童家庭課長
　藤原美由紀 氏

ケアリーバー(社会的養護経験者)
　板谷　ゆり 氏

一般社団法人ラシーヌ代表理事
　端　将一郎 氏

福井県済生会病院公認心理師・臨床心理士
　車屋　知美 氏

第15回済生会生活困窮者問題シンポジウム パネルディスカッション

○閉会挨拶

閉会挨拶 福井県済生会病院院長 笠原善郎

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