第10回済生会生活困窮者問題シンポジウム in Iwate
「いわて発・生活困窮者問題を考える」~「きたかみ型地域包括ケアビジョン」と地域共生社会~をテーマに「生活困窮者問題シンポジウム」が11月12日、岩手県北上市の日本現代詩歌文学館で開かれ、会場だけでなくWebライブ配信も行い、地域住民や福祉関係者ら約150人が参加しました。
前北上市長でもある岩手県済生会支部長の伊藤 彬氏が「地域が元気であるために」と題して実践例をもとに基調講演。「助け合いの精神である結(ゆい)の心を中心にすえて、人の縁を大切にする精神を育てれば地域は強くなる」と訴えました。
シンポジウムは、北上済生会病院副院長で北上市在宅医療介護連携支援センター長の柴内一夫氏がコーディネーターを務め、北上市の地域包括ケアビジョンについて討議。暮らしの自立支援センターきたかみセンター長・菊地里枝氏、居場所づくりや学習支援など子どもと一人親家庭を支援するNPO法人わらすば理事長・大内玲子氏、地域包括支援センターわっこ管理者・老林聖幸氏、北上市在宅医療介護連携支援センター医療ソーシャルワーカー・菊池涼子氏が、それぞれの活動を紹介しました。4氏によるディスカッションでは、コーディネーターの柴内氏が、「すべての支援が本人の意思に基づき提供」「本人と一緒に考える姿勢を第一に」「それぞれの専門性と立場を相互に理解し連携を進める」事が北上型包括ケアの骨格となっていると総括しました。
同シンポジウムは、2013年12月に東京で開催して以来、山形、大阪、新潟、栃木、愛知、山口、石川、岡山と各地で開催されてきました。今回の岩手は節目となる10回目の開催です。
○開会挨拶
○理事長挨拶
○北上市を紹介
○基調講演
岩手県済生会支部長 伊藤 彬 氏
自営業を営む傍ら、北上商工会議所会頭などを歴任。
平成11年から3期12年にわたり北上市長として市政のかじ取りを担い、住民参加型のまちづくりを進める一方、引き続き企業誘致を強力に推し進め、雇用の場のさらなる拡大に尽力され、活力ある北上市の基盤を強固なものに築いてきた。
平成26年から岩手県済生会支部長。
基調講演 「地域が元気であるために」
岩手県済生会支部長 伊藤 彬 氏
○シンポジウム
コーディネーター
北上済生会病院 副院長 兼北上市在宅医療介護連携支援センター長
柴内 一夫 氏
シンポジスト
北上市社会福祉協議会
暮らしの自立支援センターきたかみ センター長
菊地 里枝 氏
NPO法人わらすば 理事長
大内 玲子 氏
地域包括支援センターわっこ 管理者
老林 聖幸 氏
北上済生会病院北上市在宅医療介護連携支援センター
医療ソーシャルワーカー
菊池 涼子 氏
○閉会挨拶
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