2026.06.02

古田 新太 さん

古田 新太 さん

1965年生まれ、兵庫県出身。大阪芸術大学在学中の1984年から劇団☆新感線に参加。エネルギッシュで迫力ある演技には定評がある。劇団公演以外の舞台にも積極的に参加し、自身で企画・出演を務める演劇ユニット「ねずみの三銃士」でも活動。活躍の幅は広く、バラエティ番組やCM出演、コラムニストとして書籍も出版。劇団公演以外の近年の出演作品に、舞台『ベイジルタウンの女神』(2025)、映画『ベートーヴェン捏造』(2025)、ドラマ「新年早々 不適切にもほどがある!~真面目な話、しちゃダメですか?~」(2026)などがある。

小学生の頃に演劇を志し、18歳で参加した「劇団☆新感線」で今も看板役者として活躍する古田新太さん。劇団の原点から現在、俳優としての哲学まで語っていただきました。42年にわたるキャリアでつかんだ“選ばれ続ける俳優”の条件とは何か、その核心に迫ります。

 劇団☆新感線の代名詞ともいえる「笑いあり、歌あり、踊りあり、立ち回りあり」の痛快エンターテインメント。そのスタイルは古田さん自身の経験と発想から生まれたものだ。

「昔からオイラはアクションもダンスも楽器もできた。振付師や殺陣師、ミュージシャン、技術スタッフも外部で一緒にやった人に声をかけていって、気づいたら今の新感線の形になった」と語る表情には、揺るぎない自負がのぞく。

 さらに劇団が長く続く理由として挙げるのが、「多彩なゲストを受け入れる懐の広さ」。劇団員にこだわらず、毎回異なる俳優を迎えることで作品は常に新しい表情を見せる。“やり切った”という終わりが訪れないことこそ、46年目の今も進化を続ける原動力だ。

 原点は小学生の頃に観たミュージカル。舞台上で自在に役を生きる俳優に魅せられ、ジャズダンス、クラシックバレエをはじめ、なんとヌンチャクやジャグリングまで習得。「求められたことにすぐ応えられるのがプロ。それができれば驚かれ、重宝され、ほかの俳優がやらないような個性的な役が舞い込む。広く浅くでもいい、経験は多いほどいい」と語る。

 最新作では性別不明の怪人(ご本人曰く女装家の老人)を演じる。「そのおじいさんが男装して“普通のおじいさん”になるのが見どころ」と笑う姿もまた軽やかだ。どんな役にも応え続ける柔軟さこそが、俳優・古田新太の真骨頂だ。

文・みやじまなおみ 写真・安友康博(機関誌「済生」2026年6月)
ヘアメイク:田中菜月 スタイリスト:渡邉圭祐
衣装クレジット:ブルゾン ¥46,200/パゴン(パゴン本店 075-322-2391)

2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演
SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』

SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』

時は大正浪漫の匂い漂う時代。蒸気にかすむ街で出会った二人の風変わりな探偵(アケチコ五郎・新田一耕助)が、とある歌劇団で起きた怪事件に挑む。だが、その行く手には常軌を逸した愛と欲望の世界が待ち受けていた……歌あり、踊りあり、アクションありのドタバタ音楽活劇ミステリー。

●作:福原充則
●演出:いのうえひでのり
●出演:宮野真守、神山智洋/石田ニコル、浜田信也、志田こはく、粟根まこと/古田新太 ほか
【東京公演】2026年6月12日(金)~7月12日(日)EX THEATER ARIAKE(東京ドリームパーク内)
【福岡公演】2026年7月24日(金)~8月8日(土)キャナルシティ劇場
【大阪公演】2026年8月20日(木)~8月30日(日)フェスティバルホール
【公式サイト】https://www.vi-shinkansen.co.jp/akechico

古田新太さん


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