社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

第6回済生会生活困窮者問題シンポジウム in Aichi

 「生活困窮者の自立に向けて~生活困窮者の背景にあるものを探る~」をテーマに「生活困窮者問題シンポジウム」が平成29年11月12日、名古屋市の愛知県産業労働センターウィンクあいちで開催されました。同シンポジウムは済生会が年1回、各地で開催しており、東京、山形、大阪、新潟、栃木に続いて6回目です。
 生活困窮者には、個人的、経済的、社会的等の背景が複雑に絡み合っていると思われます。また小児期、思春期、壮年期、老年期にはそれぞれ特有の支援を必要とすることもあります。このような点に焦点を当て、皆様の意見を聞きつつ、生活困窮者の自立支援を考えました。
 当日は、県内外の福祉関係者、病院スタッフを含め180人が参加し、子どもから高齢者まで全世代に広がる貧困について、その背景にあるものは何かを探りました。

○開会挨拶

開会挨拶 済生会理事長 炭谷茂氏

○基調講演

特定非営利活動法人ほっとプラス代表理事
聖学院大学人間福祉学部客員准教授
藤田 孝典 氏

首都圏で生活困窮者支援を行うソーシャルワーカー。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学人間福祉学部客員准教授。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(2013年度)。
著書に『貧困クライシス』(毎日新聞出版 2017)『続・下流老人』『下流老人』(朝日新聞出版 2015・2016)『貧困世代』(講談社 2016)など多数。「下流老人」は2015年度ユーキャン新語・流行語大賞50語ノミネート。

座長  愛知県済生会リハビリテーション病院 院長 長嶋正實 氏

基調講演 「全世代に広がる貧困と格差―子どもの貧困から下流老人問題―」

○シンポジウム

コーディネーター

日本福祉大学社会福祉学部准教授 山田壮志郎 氏

シンポジスト
福井大学子どものこころの発達研究センター客員教授
浜松医科大学児童青年期精神医学講座客員教授 (兼務) 杉山登志郎 氏
「子どもの貧困と発達障害」
特定非営利活動法人全国こども福祉センター理事長  荒井和樹 氏
「路上、サバイバー、取り巻く環境へのアウトリーチからみてきたもの」
一般社団法人草の根ささえあいプロジェクト代表理事
名古屋市子ども・若者総合相談センターセンター長 渡辺ゆりか 氏
「制度の谷間に落ちる人を支える、子ども・若者総合相談センターの伴走型支援の取りくみ」
愛知県済生会リハビリテーション病院MSW 城田晴美 氏
「患者支援からみえる生活困窮者の現状」

シンポジウム

○閉会の挨拶

閉会の挨拶 愛知県済生会支部長 加藤 欽一 氏

 

関連記事

  1. 生活困窮者問題を新たな視点で考える 北上市でシンポ(ニュース | 2022.10.6)
  2. 8050問題を考える 岡山でシンポジウム(ニュース | 2021.12.5)
  3. コロナ禍での8050問題を考えるシンポ、岡山市で(ニュース | 2021.10.26)
  4. 第8回済生会生活困窮者問題シンポジウム in Ishikawa(固定ページ | 2020.2.5)
  5. 〈石川〉金沢市で生活困窮者問題シンポジウム(ニュース | 2019.11.16)
  6. 第7回済生会生活困窮者問題シンポジウム in Yamaguchi(固定ページ | 2019.9.26)
  7. 刑余者・障害者に就労を 山口でシンポジウム(ニュース | 2018.11.10)
  8. 生活困窮者の背景は? 愛知でシンポ(ニュース | 2017.11.12)
  9. 愛知で生活困窮者の背景探るシンポ、申し込みは9月30日まで(ニュース | 2017.9.6)