〈鳥取〉境港総合病院では4月7日から5月2日までの約4週間にわたり鳥取大学医学部医学科6年生1人を受け入れ、臨床実習を行ないました。
実習生の須田大陽さんは、当院の消化器内科医師とペアを組み、外来診察、内視鏡検査、消化器外科手術の見学や担当患者診察などの外来・病棟業務をマンツーマンで学びました。
実習最終日には当院消化器内科の医師たちを前に、受け持ち患者さんの症例発表を行ないました。須田さんは「終末期治療を行なっている患者さんの診療の場を目にするのは、初めての経験でした。患者さんやご家族とのやりとり、声かけの一つひとつがとても勉強になりました」と話してくれました。
当院では、7月以降にも実習生4人を受け入れる予定です。これからの地域医療を担う皆さんのことを職員一同応援しています。

境港総合病院
20~400病床
急性期
回復期
慢性期
駅から徒歩10分以内
所在地 | 〒684-8555 鳥取県境港市米川町44 |
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開設年 | 1961年 |
電話番号 | 0859-42-3161 |
FAX | 0859-42-3165 |
ホームページ | https://www.sakaiminato-saiseikai.jp |
日々のできごと
12月8日、鳥取市内にある鳥取県更生保護給産会でインフルエンザワクチンの訪問接種を実施しました。
同施設は刑務所から出所して帰るところがない元受刑者を一時的に保護し、社会復帰を支援しています。インフルエンザ予防接種の費用捻出が難しく、近隣で協力を依頼できる医療機関がないため、100キロ以上離れた当院に相談が寄せられました。
当日は、地域医療総合支援センター・岡野淳一センター長、医療連携課・船本幸秀課長(MSW)、阿部直子副看護師長が現地へ。体調不良の1人を除く入寮者13人の予防接種を無事終えることができました。
施設からは「近隣の医療機関との連携が図れず、医療の空白地となっていた。今回、支援を受けることができて大変助かった」との感謝の言葉をいただきました。