9月11日、〈大阪〉中津病院がん患者サロン「つなぐ」で資生堂ジャパン株式会社による「がん患者さんのための外見ケアセミナー」を開催しました。
当日はがん患者やその家族、がんピア・サポーターなど8人が参加。がん治療の副作用で肌色が悪くなったり、眉が薄くなったりしたなどの悩みに対し、資生堂ジャパン株式会社のソーシャルエリアパートナー(社会活動専門の美容職)が化粧道具の使い方を実践しながら、スキンケアやメイクのポイントを丁寧に説明してくれました。
特に印象的だったのは、「大好きな赤い口紅をつけたら心まで明るくなった」「これなら元気に見えるね」と皆さんがどんどん元気に笑顔になっていったことです。化粧のチカラで外見だけでなく、内面まで明るくなれた貴重な体験でした。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。
医療用ロボットスーツ「HAL®」(下肢に装着するリハビリの医療機器)の開発元であるCYBERDYNE株式会社から委託を受け、8月に全国で7施設目、関東エリアでは初めての「HAL拠点研修施設」に認定されました。また、リハビリテーションセラピスト科・理学療法士の案西淳技士長と岡部憲明主任が専門講師資格を取得し、院内で安全使用講習を実施できる体制が整いました。
神奈川県病院では、2016年から歩行機能の回復を目指すHALを取り入れ、リハビリに活用してきました。今回の拠点施設認定はその実績と信頼が評価されたものです。今後は他施設スタッフへの研修を通じてHALの安全で効果的な利用を広めるとともに、患者さんに先進技術を安心して受けていただけるリハビリを提供していきます。
超高齢社会や単身世帯の増加に伴う多様なニーズに対応するため、ユニクロららぽーと湘南平塚店と「医療×衣料」の協働プロジェクトを始動しました。患者さんや家族に対して衣類を通じた生活支援を提案する目的で、〈神奈川〉湘南平塚病院のリハビリテーション部・介護福祉士・事務部、済生会本部スタッフ、ユニクロららぽーと湘南平塚店の店舗スタッフおよび本社ダイバーシティ推進室と協働して取り組んでいます。
4月15日に当院での打ち合わせ、7月31日にはユニクロららぽーと湘南平塚店での現地打ち合わせを実施。医療・介護の視点から、入院や施設に入所する人への衣料の選び方に関するアドバイスを共有し、患者さんに安心して勧められるような衣類を紹介するツール作成の土台を築きました。
また、医療現場での日常生活や患者さんのニーズを踏まえた具体的な意見交換を行ない、ユニクロ側からも、入院を機に衣類を購入する人が来店した際、提案できる商品についての知識を対応に生かしたいという話がありました。
9月6日には三井ショッピングモールららぽーと湘南平塚で行なった健康フェアで、ユニクロと協働して入院やリハビリ時に適した衣服を展示しました。
これからは、大型商業施設が隣接する立地の強みを生かし、患者さんや家族が入院中も退院後も無理なく、心地よく過ごせる環境を整えます。医療と衣料が垣根を越えてつながることで、地域の皆さんの“暮らし”をよりよく支える仕組みづくりを、協働して築いていきます。
今年3月から〈福岡〉飯塚病院の「総合診療医の派遣プロジェクト」として同院総合診療科の鵜木友都医師が〈福岡〉飯塚嘉穂病院に派遣されています。両院間の患者さんのやり取りを円滑にし、同院の平均在院日数短縮や済生会病院の病床稼働率向上が目的です。
鵜木医師は内科系疾患の入院診療を主に担当しつつ、地域医療連携課等と連携して転院調整の効率化に取り組んでいます。その結果、飯塚病院からの患者さんの転院相談から受け入れ可能日返答までの所要日数、転院完了までの平均日数が大幅に短縮。また、これまで受け入れが困難とされていた患者層についても、鵜木医師の判断で積極的に受け入れられるようになりました。
転院患者数も3~4倍に増加しており、患者さんにとってより最適な医療提供体制の構築につながると考えています。
8月8日に「将来南河内地区で働くことを目指すあなたへ」と題して、インターンシップを開催しました。南河内地区の人口減少と医療職の人材不足を解消すべく、同地区在住の医療系学生、将来同地区で働くことを目指す医療系学生を対象に企画。それぞれ養成校に通う、看護師12人、臨床工学技士1人、放射線技師2人、臨床検査技師4人の計19人が参加しました。
〈大阪〉富田林病院職員と同じユニホームを着用し、実際の臨床現場を経験してもらいました。参加者からは「病室で患者さんと話すなど良い経験ができた」「救急外来で体験した心電図やストレッチャーの操作が印象に残った」「手術室で手袋をつけるのが難しかった。ガウンは2人で協力して着るということも知れて、とても良い経験になった」との感想が寄せられました。
7月23日、職員の子どもを対象にした夏休みの職場体験「サマースクール」を実施し、31人が参加しました。
2010年から開催し毎年好評で、申し込んだ家庭には事前に院長からの招待状をお届け。当日は親の職場見学に加え、心肺蘇生法やAEDの使い方を学ぶ「BLSジュニアコース」、手洗い検定、職場体験(医師・看護師のほか医療職の中から選択)など、盛りだくさんのプログラムを用意しました。
参加した子どもたちからは「お父さんお母さん、いつもありがとう」「自由研究に生かしたい」といった声がありました。中には「将来はお母さんのような仕事がしたい」と話す子もいて、医療職への関心を高めるきっかけにもなったようです。
8月6日には市内の小学生向けのサマースクールも実施し、16人が参加しました。
8月2日、鹿児島病院近くの松原小学校の水泳同好会が主催する錦江湾(鹿児島湾)横断遠泳に、久保園高明院長と山田愛生看護師が救護班として同行しました。当初は7月31日の実施予定でしたが、カムチャツカ半島地震による津波警報・注意報を受け2日間延期。緊張感の中での支援となりました。
桜島小池海岸から対岸の磯海水浴場までの4.2キロメートルのコースに、4~6年生37人と同好会のOB・OG21人が参加。地元漁協の船など11隻に父兄らが分乗し、子どもたちを見守りました。
久保園院長と山田看護師は遠泳開始直前に参加者の健康診断を実施した後、救護船で随伴し、不慮の事態に備えました。
参加者全員が完泳し、磯で出迎えた父兄からは感動の涙も。無事救護班としての任務を果たしました。
7月18日、内子町林業センターで開催された小田地区民生委員協議会定例会で、〈愛媛〉小田診療所の黒田良文係長が、無料低額診療事業についての啓蒙活動を行ないました。
当日は、各学校長や民生委員、行政担当者など20人が参加。済生会の成り立ちから無料低額診療事業、済生丸について詳しく説明しました。小田地域の高齢者や独居老人の生活を見守る民生委員の皆さんからは熱心な質問が寄せられ、済生会の事業に対する関心の高さがうかがえました。
一人でも多くの人にこの制度を知っていただき、民生委員の皆さんと共に、必要な人が適切な医療を受けられる社会を目指していきたいと思います。
6月11日、〈福島〉川俣病院のリスクマネジメント部会は、院内の医療安全勉強会に向け、「造影CT検査時の緊急対応・アナフィラキシーショック編」と題した模範動画を作成しました。
動画は、検査終了後に患者がアナフィラキシーショックを起こす設定で、現場での初期対応とチーム連携を再現。各職種が役割を演じることで実際の状況を想定しました。現実はマニュアル通りには起こらないため、模範例を通じてイメージトレーニングを行ない、急変時にも落ち着いて対応できるようになってもらうことを目的としました。
また、撮影中には「CT室にストレッチャーが入らない」などの基本的な課題にも気づかされ、対応策を職員に周知する貴重な学びとなりました。
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