済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

福岡総合病院

【福岡県】福岡総合病院
病院・診療所 取り組み紹介 イベント実施報告
無印良品で初コラボ 住民の健康意識を高める

 株式会社良品計画と済生会が締結した地域包括連携協定に基づき、9月30日、福岡総合病院と距離が近い「無印良品天神ショッパーズ福岡店」で市民向けイベントを開催しました。
 コラボ初開催となる今回のテーマは「認知症予防について」。当院の認知症看護認定看護師・保利京子さんが「誰でもできる認知症ケア」と題し、睡眠と脳の関係や、認知症予防と睡眠習慣などを分かりやすく講演しました。
 続いて、無印良品のスタッフが快眠グッズを紹介。温浴効果を高め血行を促進する入浴剤や、精油をブレンドした石鹸について、実際に香りを試しながら効果や効能など快眠のアドバイスを行ないました。終了後には参加者へお土産として渡され、「実際に試すことができてよかった」との感想がありました。

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茨木病院

【大阪府】茨木病院
病院・診療所 イベント実施報告
色とりどりの千羽鶴

 9月12日、春日丘荘デイサービスセンター(大阪府社会福祉事業団)の管理者兼生活相談員と利用者さん代表が、〈大阪〉茨木病院に千羽鶴を届けてくださいました。70~100歳の利用者さんが15センチ四方の折り紙で「一人でも多くの患者さんに元気になってほしい」と願いを込めて折った折り鶴です。寄贈いただいた折り鶴は小児科をはじめ、各科外来・病棟・病院玄関に飾っています。
 春日丘荘デイサービスセンターには折り鶴クラブがあり、折り紙を通じて心身の活性化や社会とのつながりを深め、社会貢献も図っています。同クラブで作成された4000羽の折り鶴は、広島や長崎、児童養護施設、大阪・関西万博への寄贈などに活用されています。万博会場に送ったものは、さまざまな施設の高齢者・認知症の方々が折った折り鶴と一緒に万博会場内の休憩所(折り鶴休憩所)に展示されました。

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児童養護施設 川奈臨海学園

【静岡県】児童養護施設 川奈臨海学園
児童福祉 年中行事
地域に見守られ 健やかな成長を願う

 11月4日、七五三のお祝いを行ないました。
 7歳の女の子は慣れない化粧に思わず目をぎゅっとつむってしまったり、おしゃべり好きなのに着物を着た途端に静かになったりと微(ほほ)笑ましい場面も。清楚な着物姿で施設内を回ると皆から「かわいいね」と声をかけられ、笑顔があふれました。また、3歳の女の子と男の子もそれぞれドレスとスーツに身を包み、お祝いに参加。小さなフォーマル姿がとても愛らしく、場の雰囲気をさらに華やかにしてくれました。
 その後は地元・川奈の三島神社のお参りへ。道中、地域の方々からもお祝いの言葉をいただき、改めて多くの人に見守られながら生活していることを実感しました。
 いつかこの温かさに気づき、感謝の気持ちを持てる人に育ってくれたら――そんな願いを込めた、素敵(すてき)な七五三の一日でした。

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香川県済生会病院

【香川県】香川県済生会病院
病院・診療所 取り組み紹介
病気の子どもたちと共に病室から世界へ ワンダーメタ美術館に約1000人

 香川県済生会病院小児科・川口幸穂医師、香川大学教育学部准教授・小西行彦医師、長期入院児とその家族を支援するNPO法人「未来ISSEY」代表理事・吉田ゆかりさんにより結成された「WonderMeta(ワンダーメタ)」が始動しました。
 このプロジェクトは、子どもたちが自由にアート作品を制作し、メタバース上の美術館で展示することを目的としたもの。特に小児慢性特定疾病を抱える子どもに焦点を当て、孤立せずに病室や自宅からも創作・交流可能な「ワンダーメタ美術館」を開設しました。
 9月28日、高松市丸亀町壱番街前ドーム広場でリアル展示会を開催し、約1000人が来場。病気と向き合う子どもたちが自由な形で「空想のいきもの」を表現した原画約60点が並び、公式アンバサダーの岸谷蘭丸さんが子どもたちを応援しました。
 現在ワンダーメタでは第2回メタバース美術館に向けて、クラウドファンディング(CF)を11月23日まで実施中。今後もワンダーメタの活動を応援していきたいと思います。

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山口総合病院

【山口県】山口総合病院
病院・診療所 イベント実施報告
ハートデーイベント初開催 手術体験者が感動与える

 9月26日、世界中の人々が心臓の健康を大切にする「世界ハートデー」のイベントを山口総合病院で初開催しました。循環器内科医と心不全療養指導士が中心となり、心不全指導や健康チェック、ポスター展示を行ない、地域住民や入院患者さんなど約120人が参加しました。
 午後からは、心臓血管外科の小林俊郎医師と手術体験者の塚本真衣さんによるトークショーと、声楽家でもある塚本さんとピアノ伴奏の沓内美奈子さんによるミニコンサートを開催。「四季の歌」「いのちの歌」など約10曲が披露され、最後の「ふるさと」では来場者と合唱し、大盛況のうちにイベントを終えました。
 参加者からは「感動した」など多くの感想が。今後も多職種が力を合わせ、地域の皆さんに愛される病院を目指し、日々努力していきます。

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中津病院

【大阪府】中津病院
病院・診療所 イベント実施報告
「化粧のチカラ」でがん患者さんを元気に

 9月11日、〈大阪〉中津病院がん患者サロン「つなぐ」で資生堂ジャパン株式会社による「がん患者さんのための外見ケアセミナー」を開催しました。
 当日はがん患者やその家族、がんピア・サポーターなど8人が参加。がん治療の副作用で肌色が悪くなったり、眉が薄くなったりしたなどの悩みに対し、資生堂ジャパン株式会社のソーシャルエリアパートナー(社会活動専門の美容職)が化粧道具の使い方を実践しながら、スキンケアやメイクのポイントを丁寧に説明してくれました。
 特に印象的だったのは、「大好きな赤い口紅をつけたら心まで明るくなった」「これなら元気に見えるね」と皆さんがどんどん元気に笑顔になっていったことです。化粧のチカラで外見だけでなく、内面まで明るくなれた貴重な体験でした。

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熊本県済生会支部

【熊本県】熊本県済生会支部
障害者福祉 児童福祉 受賞・表彰
「済生会パトロール隊」に防犯功労表彰

 5月22日、熊本南警察署で行なわれた熊本南地区防犯協会総会で、熊本県済生会が運営する熊本福祉センターの中村敏就保安顧問が代表を務める「済生会パトロール隊」が、防犯功労団体表彰を受けました。
 この表彰は、犯罪の予防や青少年の健全育成などの地域安全活動を長年推進し、安全で住みよい街づくりに貢献した団体を表彰するもの。総会の冒頭で、防犯協会会長から表彰状が授与されました。
 「済生会パトロール隊」は、2018年に警察OBの中村顧問が熊本病院に入職したことを機に病院職員有志で発足。現在は同顧問が転属した当センター就労継続支援事業所「済生会かがやき」の有志とともに、熊本病院を中心に青色パトロールカーで巡回や立番を行ない、通学時間帯の子どもたちを毎日見守り続けています。

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飯塚嘉穂病院

【福岡県】飯塚嘉穂病院
病院・診療所 取り組み紹介 イベント実施報告
全国初の取り組み!  企業向けフレイル啓発活動

 6月30日、7月1日の2日間、イオン穂波ショッピングセンターの従業員に向けたフレイル研修を当地で行ないました。一般企業の従業員に向けたフレイル研修は全国初の取り組みで、地域で活動するフレイルサポーターからの発案で始まりました。研修会には同ショッピングセンターの従業員の約6割にあたる158人から参加申し込みがあり、当日参加も6人ほどいました。
 これまでフレイル予防の啓発は高齢者が対象でしたが、今回のように若年層にも知ってもらうことで、早めの予防にもつながります。
 参加者からは「売り場でフレイル予防の食品を販売しているので、フレイルについて知ることができてよかった」などの意見がありました。この取り組みが全国にも広がっていくように願っています。

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北海道済生会支部

【北海道】北海道済生会支部
支部・本部 受賞・表彰
ふるさと企業大賞を受賞 小樽市と連携し地域づくり推進

 北海道済生会は令和6年度ふるさと企業大賞(総務大臣賞)を受賞し、12月18日に小樽市役所で表彰状伝達式が行なわれました。
 この賞は地域総合整備財団(ふるさと財団)が実施している表彰制度で、ふるさと融資を活用した民間事業者の中で、地域における経済効果、雇用やイメージアップ等の点で魅力ある地域づくりに特に貢献していると認められる企業に贈られます。
 今回の受賞は、小樽市と行なっている地域共生社会実現に向けた取り組みや、済生会ビレッジを拠点としたさまざまな事業の展開、ウエルネスタウンづくりへの貢献が評価されたものです。
 これからも行政・民間と連携し、地域住民が自分らしく生き生きと「暮らしたい」と感じることができるまちづくりを推進します。

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栃木県済生会支部

【栃木県】栃木県済生会支部
支部・本部 受賞・表彰
済生会支部単位での連携士養成 2回目は宇都宮での開催

 10月26・27日の2日間、宇都宮病院のみやのわホールで「済生会地域包括ケア連携士養成研修会」を開催。済生会職員の他、まちづくりにかかわる外部機関等からの参加を含め44人が受講、ファシリテーターが5人参加しました。
 受講者は9月からeラーニング・テキストによる事前学習を各自行ない、10月16日のオンライン研修を受講後、当日の対面研修に臨みました。
 対面研修では、済生会本部社会福祉・地域包括ケア課の鈴木孝尚課長心得が日本でのソーシャルインクルージョン進展の歴史や、済生会地域包括ケア連携士の役割について解説しました。その後のグループワークでは、7グループに分かれて地域課題を抽出し、解決方法について検討。地域で活動を行なう参加者がそろい、多くの意見が出されました。
 終了後、参加者からは「医療福祉介護連携のみならず、住まい、就労、生活支援、教育など幅広い分野で多職種・多機関との連携や協働が必要だと改めて感じた」「課題を見出し、自分で何ができるか考え、自ら行動することが重要だと思った」「たくさんの仲間と出会えてよかった」などの肯定的な意見が多数聞かれました。
 支部で開催した今回の研修会では「済生会のノウハウ」とその地域を知り尽くした専門職による意見が融合されることで、済生会地域包括ケア連携士の新しいあり方を創り出せたと思います。

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