済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

山口総合病院

【山口県】山口総合病院
病院・診療所 イベント実施報告
ハートデーイベント初開催 手術体験者が感動与える

 9月26日、世界中の人々が心臓の健康を大切にする「世界ハートデー」のイベントを山口総合病院で初開催しました。循環器内科医と心不全療養指導士が中心となり、心不全指導や健康チェック、ポスター展示を行ない、地域住民や入院患者さんなど約120人が参加しました。
 午後からは、心臓血管外科の小林俊郎医師と手術体験者の塚本真衣さんによるトークショーと、声楽家でもある塚本さんとピアノ伴奏の沓内美奈子さんによるミニコンサートを開催。「四季の歌」「いのちの歌」など約10曲が披露され、最後の「ふるさと」では来場者と合唱し、大盛況のうちにイベントを終えました。
 参加者からは「感動した」など多くの感想が。今後も多職種が力を合わせ、地域の皆さんに愛される病院を目指し、日々努力していきます。

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新潟病院

【新潟県】新潟病院
病院・診療所 イベント実施報告
給食を患者さんのもとへ! 災害に備えリレー配膳訓練

 9月26日に防災・災害対応委員会で「給食用エレベーター停止時の対応」をテーマに研修会を行ない、看護師・MSW・事務員・DMATの約20人が参加しました。
 昨年元日の能登半島地震発生時、新潟病院では給食用を含むエレベーター全機が停止。病棟内に配膳車を運び入れることができず、当院のDMATや各部署職員の協力を得て、当日の夕食をリレー方式で配膳しました。
 研修は「震度4の地震が発生したものの施設に大きな被害はなく、食事は提供できる」という想定で実施。7~10階の間でリレー方式での配膳を練習しました。
 当院は10階建てで、厨房は1階で病棟は9階まであり、配膳には多くの人員や労力が必要です。災害時の人員確保の課題はありますが、いつ起こるか分からない災害に備えることができました。

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湘南平塚病院

【神奈川県】湘南平塚病院
病院・診療所 取り組み紹介
医療×衣料の協働プロジェクト始動

 超高齢社会や単身世帯の増加に伴う多様なニーズに対応するため、ユニクロららぽーと湘南平塚店と「医療×衣料」の協働プロジェクトを始動しました。患者さんや家族に対して衣類を通じた生活支援を提案する目的で、〈神奈川〉湘南平塚病院のリハビリテーション部・介護福祉士・事務部、済生会本部スタッフ、ユニクロららぽーと湘南平塚店の店舗スタッフおよび本社ダイバーシティ推進室と協働して取り組んでいます。
 4月15日に当院での打ち合わせ、7月31日にはユニクロららぽーと湘南平塚店での現地打ち合わせを実施。医療・介護の視点から、入院や施設に入所する人への衣料の選び方に関するアドバイスを共有し、患者さんに安心して勧められるような衣類を紹介するツール作成の土台を築きました。
 また、医療現場での日常生活や患者さんのニーズを踏まえた具体的な意見交換を行ない、ユニクロ側からも、入院を機に衣類を購入する人が来店した際、提案できる商品についての知識を対応に生かしたいという話がありました。
 9月6日には三井ショッピングモールららぽーと湘南平塚で行なった健康フェアで、ユニクロと協働して入院やリハビリ時に適した衣服を展示しました。
 これからは、大型商業施設が隣接する立地の強みを生かし、患者さんや家族が入院中も退院後も無理なく、心地よく過ごせる環境を整えます。医療と衣料が垣根を越えてつながることで、地域の皆さんの“暮らし”をよりよく支える仕組みづくりを、協働して築いていきます。

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三条病院

【新潟県】三条病院
病院・診療所 取り組み紹介
“ほちょけび”の会で「その人らしさ」を追求

 同敷地内にある「ほ」(三条訪問看護ステーション)、「ちょ」(特別養護老人ホーム長和園)、「け」(介護老人保健施設ケアホーム三条)、そして「び」(三条病院)の4施設は、5年ほど前から連携を深めるための活動をしており、頭文字を連ねて会の名称を「ほちょけび」にしました。
 今回は連携施設に共有するサマリー(診療やケアの記録)の標準化を目指して意見交換会を実施。共有すべき情報は何かを検討したところ「その人らしさ」がキーワードとなりました。
 各施設の看護師・介護士・MSWの10人が3回の意見交換を行ない3月19日に発表。「欲しい情報が分かった」「その人らしさに対する認識を共有できた」との報告がありました。発表を経て、少しずつですが「患者さんの大切にしている思い」などをサマリーに盛り込む取り組みが始まっています。

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岡山済生会看護専門学校

【岡山県】岡山済生会看護専門学校
その他 イベント実施報告
協同学習を通して多職種連携を学ぶ

 12月11日、本校の看護学生3年生と他校の歯科衛生学生の3年生が今年度初めての協同学習を行ないました。
 「麻痺・嚥下障害のある高齢者」というテーマに基づき、まず看護学生は歯科衛生学生にバイタルサインの観察技術を、歯科衛生学生は看護学生に口腔ケア技術を指導する相互指導の演習を実施。次に「互いの専門性をどのように感じたか」「職種間の連携についてどのように考えるか」をテーマにグループ討議を行ないました。
 終了後、学生たちからは「互いの専門性を共有し多職種と連携することの大切さを感じた」「それぞれの得意分野を生かして連携することで患者のより良い生活をサポートできると感じた」といった声があり、多くの学びがあったようです。4月からの専門職としての活躍が楽しみです。

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栃木県済生会支部

【栃木県】栃木県済生会支部
支部・本部 受賞・表彰
済生会支部単位での連携士養成 2回目は宇都宮での開催

 10月26・27日の2日間、宇都宮病院のみやのわホールで「済生会地域包括ケア連携士養成研修会」を開催。済生会職員の他、まちづくりにかかわる外部機関等からの参加を含め44人が受講、ファシリテーターが5人参加しました。
 受講者は9月からeラーニング・テキストによる事前学習を各自行ない、10月16日のオンライン研修を受講後、当日の対面研修に臨みました。
 対面研修では、済生会本部社会福祉・地域包括ケア課の鈴木孝尚課長心得が日本でのソーシャルインクルージョン進展の歴史や、済生会地域包括ケア連携士の役割について解説しました。その後のグループワークでは、7グループに分かれて地域課題を抽出し、解決方法について検討。地域で活動を行なう参加者がそろい、多くの意見が出されました。
 終了後、参加者からは「医療福祉介護連携のみならず、住まい、就労、生活支援、教育など幅広い分野で多職種・多機関との連携や協働が必要だと改めて感じた」「課題を見出し、自分で何ができるか考え、自ら行動することが重要だと思った」「たくさんの仲間と出会えてよかった」などの肯定的な意見が多数聞かれました。
 支部で開催した今回の研修会では「済生会のノウハウ」とその地域を知り尽くした専門職による意見が融合されることで、済生会地域包括ケア連携士の新しいあり方を創り出せたと思います。

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