5月17日、看護師、臨床工学技士、管理栄養士による「ふれあい看護体験」を開催しました。このイベントは、看護職を目指す高校生が医療の現場を体験し、看護職や関連職種への理解を深めることを目的としています。
当日は18人の学生が来院し、採血やAED操作の体験、摂食嚥下訓練や生活リハビリの見学、管理栄養士の講話を聞くなど、多様な医療の現場に触れました。
特にシミュレーターを使用した採血体験は大好評で、「本格的でワクワクした」との声が寄せられました。また、生活リハビリの見学では「患者さんの生活を知る貴重な経験となった」との感想も。
終了後のアンケートでは「職員の方が優しく接してくれて、改めて看護師を目指そうと思った」とのコメントがありました。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。
〈福岡〉二日市病院は、株式会社オプティムが提供する病院向けオンプレミス生成AI搭載サービス「OPTIM AI ホスピタル」を導入。昨年12月からのテスト運用を経て、5月15日に正式稼働を開始しました。
これまで当院では、看護サマリーや診療情報提供書の作成に多くの時間が割かれ、医師や看護師が本来の診療・ケア業務に専念できないことが課題となっていました。
「OPTIM AI ホスピタル」を導入した結果、当院では12日以上の入院患者の退院時看護サマリー作成において、その84%を同サービスが支援し、関連業務コストを36%削減することに成功しました 。こうした文書作成業務の効率化により、看護師の作業時間が大幅に短縮され、より質の高い患者ケアに時間を充てることが可能になりました。
奈良病院では看護部長の提案により、新人看護師のローテーション研修を試みました。期間は4月4~30日の約1カ月間。目的は、看護専門職として職場イメージを獲得し、働く自分の姿を思い描き、配属後のリアリティーショックを緩和することでした。
新人看護師6人にとっては看護師としての第一歩を踏み出す大切な時期。個々に合った配属先を決定するのは難しい選択です。そこで、八つの部署で研修をした上で部署を決定することにしました。
研修後のアンケートでは、新人看護師から「自分が病棟で働くイメージができた」、受け入れ部署からは「配属後も研修で関わった看護師がいると安心感につながると思う」との意見がありました。
現在、新人看護師たちは5月1日に決定した部署で指導を受けながら頑張っています。
同敷地内にある「ほ」(三条訪問看護ステーション)、「ちょ」(特別養護老人ホーム長和園)、「け」(介護老人保健施設ケアホーム三条)、そして「び」(三条病院)の4施設は、5年ほど前から連携を深めるための活動をしており、頭文字を連ねて会の名称を「ほちょけび」にしました。
今回は連携施設に共有するサマリー(診療やケアの記録)の標準化を目指して意見交換会を実施。共有すべき情報は何かを検討したところ「その人らしさ」がキーワードとなりました。
各施設の看護師・介護士・MSWの10人が3回の意見交換を行ない3月19日に発表。「欲しい情報が分かった」「その人らしさに対する認識を共有できた」との報告がありました。発表を経て、少しずつですが「患者さんの大切にしている思い」などをサマリーに盛り込む取り組みが始まっています。

【新潟県】済生会新潟県央基幹病院
病院・診療所
取り組み紹介
院内感染を防ぐ! ICリンクナース13人誕生
看護師13人が院内感染を防ぐための重要な役割を担う「ICリンク」に認定され、3月28日に授与式が行なわれました。
ICリンクは、感染管理室(ICT)から感染管理に関する知識を学び、実践モデルとして、感染対策が実行できることを目指しています。また、現場で起こる問題点について、ICTと連携して改善に取り組み、部署での感染対策を強化しています。
「今後は看護師だけでなく、他の職種にも感染管理の知識を持ったスタッフを増やすことで、より安全な医療環境を目指していきたい」と感染管理認定看護師の小柳浩子さんと朝妻聡美さんは語っています。
今年度は、看護師・ナースアシスタント・歯科衛生士・作業療法士・理学療法士・臨床検査技師など多職種17人が受講予定です。
松阪総合病院では1月6日に心不全看護外来を立ち上げました。
心不全患者数は2035年には130万人となり、心不全パンデミック時代が到来するといわれています。当院でも年間200例程度の心不全での入院があり、再入院を繰り返す患者さんも少なくありません。
再入院は非医学的な誘因が多くを占め、生活習慣の改善とともに、セルフケアによる増悪予防が鍵となります。
そこで、患者教育の継続によるセルフケアの維持・向上を目指し、心不全看護外来を開設。月1回を基本とし、30分程度の面談を行ないます。
退院後は疾患管理が不十分になる場合も。まずは心不全を持ちながらの療養生活をねぎらうことから始め、継続できていることは賞賛し、改善点がある場合は患者さんと一緒に対応方法を考えています。
3月6日、2024年度新人看護職員6人を対象に、プリセプティ1年目研修を行ないました。
この研修は、1年間で習得した知識・技術・態度を振り返って発表することで、自分自身の強みと弱みを知り次年度の課題を見つけることを目的としてます。
スライドショーでは1年間の思い出や病棟スタッフからのメッセージが流れ、涙ぐむ場面も。最後に所属長から修了証を手渡し、記念撮影を行ないました。
一年生卒業、おめでとうございます。4月からは先輩看護師になります。自分がされてうれしかったこと、かけられてうれしかった言葉を次の新人看護師に対して心掛けてくれればと思います。
これからも病院一丸となって「とよさい」を盛り上げていきましょう!
1月18日、東京都内で全国済生会ロボット支援手術研究会を開催しました。今回が1回目で「医療改善と病院経営事例報告」「各病院での取り組みの情報共有」を目的に、22施設から医師・看護師など62人が一堂に会しました。
横浜市東部病院の三角隆彦院長、滋賀県病院の三木恒治院長の挨拶に始まり、研究会主旨説明を会代表の石田勝・横浜市東部病院ロボット手術センター長・泌尿器科部長が行ないました。
Executiveセッションでは病院経営とロボット支援手術導入に関わる演題を二つ、同様にExecutive Surgeonセッションではロボット支援手術のスタンダード化と臨床改善によるトータルコストケアの2演題を発表。また、後半ではDa Vinci最新機種SPを使用した事例紹介や手術室看護師による発表がありました。
当院では、核医学検査(RI・PET)における放射性医薬品投与・静脈穿刺は放射線科医師が、CT・MRI検査等の造影剤投与のための静脈路確保は看護師が行なっています。タスク・シフト/シェアを推進するため、12月3日、診療放射線技師を対象に静脈路確保の研修会を開催しました。
当日は17人が参加。看護部臨床実践能力向上委員が講師となり、根拠やポイントを説明した後に血管モデルを使用して実習を行ないました。実習では講師の豊富な経験も踏まえた説明もあり、臨床に即した内容となりました。
研修後はすぐに診療放射線技師が放射性医薬品投与を静脈路確保から単独で行なえることを目標に取り組んでおり、徐々にその範囲を広げていく予定です。
認定看護師による市民講座を12月10日に開催しました。当院1階ロビーにがん検診・治療に関する相談ブース、脳卒中や認知症予防に関する相談ブース、心肺蘇生ブース、さらにスキンケアと皮膚水分量測定チェック、正しい手洗い体験ブースを設け、各分野の認定看護師が対応しました。
30代から80代まで幅広い年代の30人が参加し、「生活習慣を見直すきっかけになった」「救急の体験ができてよかった」などたくさんの感想をいただきました。
今回も区役所の協力を得て広報活動を実施。遠方から来場する方もいました。参加者からは「がん関連の新しい情報が欲しい」「応急手当の仕方などもあったら良い」などの要望もあり、今後も健康に役立つ情報を伝えていきたいと思います。
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