1月6日、島根県東部を震源とする地震が発生し、岡山市でも震度4を観測しました。岡山済生会外来センター病院では迅速な対応により患者さんの安全に大きな影響はなかったものの、現場からは「実際に避難誘導が必要になった場合、十分に対応できるだろうか」という声が上がりました。
そこで、防災体制を改めて確認するため「避難経路ラウンド」を実施。2月5日、12日、13日の3日間、看護師や委託会社スタッフなど多職種約70人が参加し、院内を歩きながら非常口や消火器、防火シャッターの位置などを確認しました。また、防災関連会社の助言も受け、より実践的な点検を行ないました。参加者からは「天井を意識して見ることでシャッターの位置を初めて把握できた」といった声も聞かれ、防災意識の高まりを感じられました。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。
【岡山県】岡山済生会外来センター病院
病院・診療所
取り組み紹介
「いざ」への備えを確かなものに
【栃木県】栃木県済生会宇都宮病院
病院・診療所
取り組み紹介
化学テロ事案に備えて多職種連携で災害訓練
2月28日、第23回災害訓練を実施しました。JR宇都宮駅で化学剤が散布されたテロ事案を想定して行なわれ、災害対策委員会、看護課長、DMATなど、約50人が参加しました。
当日は講堂で救命救急センター長・小倉崇以医師によるCBRNE(化学・生物・放射性物質・核・爆発物)事案への基礎講習と訓練内容の説明を受けた後、屋外で除染テントやシャワーを設置。その後、災害対策本部を立ち上げ、患者受け入れの指示から準備、模擬患者5人の受け入れ、除染、初期治療に至るまでの一連の流れを確認しました。
現場では、情報伝達や動線の確保、防護の徹底など、実際の運用を意識した対応が求められ、多職種が連携しながらそれぞれの役割を遂行。訓練終了後には振り返りを行ない、改善点や気づきを共有しました。
熊本病院には35人の災害支援ナースが在籍していますが、実際に避難所支援を経験した者は多くありません。2月24日、災害発生時にどのような視点で避難所を運営していくのかを“疑似体験”することを目的に訓練を企画し、災害支援ナース10人と研修医3人が参加したHUG訓練を行ないました。
HUG訓練は、避難所の体育館や教室を模した大型の平面図に、避難者の「年齢・性別・国籍・持病・家族構成・ペットの有無」などが書かれたカードを配置し、トラブルに対応していくシミュレーション型訓練です。
当日は、トイレ使用に対する衛生管理、感染症疑いなど、現場で想定される多様な課題に取り組みました。
参加者からは、「多様な避難者への配慮に加え、実際の運営を具体的にイメージできた。“自助共助”の意識の重要性を感じた」といった意見がありました。
【神奈川県】横浜金沢若草園(多機能型事業所)
障害者福祉
取り組み紹介
防災で広がる地域の輪
1月1日、〈神奈川〉横浜金沢若草園職員5人が横浜市消防団に入団しました。
当園は住宅地に囲まれた環境の中で、日頃から地域の皆さんとともに障害者支援に取り組んでいます。地域との交流を深める取り組みとして、パンの製造・販売事業を開始し、地域の方々と触れ合う機会を広げてきました。
近年、災害の増加が社会的な課題となる中、地域にさらに貢献できることは何かを職員で話し合い、有志5人が消防団への入団を決意。入団後は金沢消防団第五分団第2班に配属され、担当地域の消防活動に従事します。
2月1日には洲崎公園で訓練を実施。消火栓からの給水、ホースの連結、放水までの一連の動作を繰り返し訓練し、いざというときに迅速かつ確実に対応できるよう技術を磨いています。
〈愛媛〉今治病院の医師1人・看護師2人・事務員1人の計4人が日本DMAT隊員養成研修を2025年12月に受講し、当院にDMAT隊員が誕生しました。
昨今、災害対策はどの施設も喫緊(きっきん)の課題となっています。当院は災害拠点病院ではないものの日頃から有事に備えてできる限りの準備をしており、今回のDMAT隊員の資格取得となりました。
研修に参加した職員に話を聞くと「3日間実戦さながらの訓練をみっちりと行ない、とにかく大変の一言につきます。ただ、本当に勉強になり、災害対策への意識がとても高まりました」とのことでした。
今後もこういった取り組みを拡大しながら、災害時に対応できる病院として地域に貢献していきます。
11月22日、兵庫県病院では大規模災害を想定した災害訓練を実施しました。防災委員会主催のもと、職員160人が参加。当院が北神地域の基幹病院として災害発生時に医療提供体制を維持し、適切に対応できるかを検証することを目的としています。
訓練では、消火班・診療班・情報班・施設班・調達班・総務班の6班に分かれ、事前に作成したアクションカードに基づいて災害発生時のシミュレーションを実施。今回の訓練を通じて多くの課題や改善点を確認することでき、実際の災害に備える意識を高める貴重な機会となりました。
今後も年1回の開催を予定しており、より実効性の高い訓練となるよう改善を重ねながら、災害への備えを強化していきます。
【和歌山県】特別養護老人ホーム 潮光園
高齢者福祉
イベント実施報告
力合わせて水の確保
11月19日、総合防災訓練を実施し、職員20人が参加しました。
今回の目的は「災害時の水の確保」です。職員総出のリレー形式で、3階の浴槽に水をためる訓練を行ないました。
今回はぶっつけ本番で、20リットルのポリタンクを使用しましたが、適切な水量が分からず手探りでのスタートとなりました。実際にやってみると、満タンでは重すぎて運べないことが判明。7割程度が適量であると分かりました。最終的に職員12人が連携し、非常階段を使ったリレーによって、約30分で水を張り終えることができました。
浦﨑弘之施設長は「あえてぶっつけ本番で訓練することで、何が必要か、どうすれば負担が少なく済むかが分かると思いトライしました。皆汗まみれで頑張ってくれました」と話していました。
9月26日に防災・災害対応委員会で「給食用エレベーター停止時の対応」をテーマに研修会を行ない、看護師・MSW・事務員・DMATの約20人が参加しました。
昨年元日の能登半島地震発生時、新潟病院では給食用を含むエレベーター全機が停止。病棟内に配膳車を運び入れることができず、当院のDMATや各部署職員の協力を得て、当日の夕食をリレー方式で配膳しました。
研修は「震度4の地震が発生したものの施設に大きな被害はなく、食事は提供できる」という想定で実施。7~10階の間でリレー方式での配膳を練習しました。
当院は10階建てで、厨房は1階で病棟は9階まであり、配膳には多くの人員や労力が必要です。災害時の人員確保の課題はありますが、いつ起こるか分からない災害に備えることができました。
【大阪府】軽費老人ホーム ケアハウスつつじ荘
高齢者福祉
取り組み紹介
防災ヘルメット寄贈に感謝
3月6日、NTTデータグローバルソリューションズから「IZANO2」と書かれた大きな段ボールが5個、〈大阪〉軽費老人ホームケアハウスつつじ荘に届きました。折りたたみ防災ヘルメットを利用者さん・職員分の45個、ご寄贈いただいたのです。
いつか来る大規模災害に向けて、日頃から防災訓練やBCP計画など万全な備えを!……と準備を進めていたところへの思いもよらないご厚意に「やった~!」と飛び上がって喜んでしまいました。
これからも入居者さんの安全確保のために知識と意識を高め、このヘルメットのように固い決意をもって災害に備えていきたいと思います。今回の温かいご支援は、有事の際にきっとその一翼を担ってくれることでしょう。
【広島県】特別養護老人ホーム たかね荘こやうら
高齢者福祉
イベント実施報告
子どもたちと振り返る西日本豪雨災害
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