〈愛媛〉今治病院の医師1人・看護師2人・事務員1人の計4人が日本DMAT隊員養成研修を2025年12月に受講し、当院にDMAT隊員が誕生しました。
昨今、災害対策はどの施設も喫緊(きっきん)の課題となっています。当院は災害拠点病院ではないものの日頃から有事に備えてできる限りの準備をしており、今回のDMAT隊員の資格取得となりました。
研修に参加した職員に話を聞くと「3日間実戦さながらの訓練をみっちりと行ない、とにかく大変の一言につきます。ただ、本当に勉強になり、災害対策への意識がとても高まりました」とのことでした。
今後もこういった取り組みを拡大しながら、災害時に対応できる病院として地域に貢献していきます。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。
10月29日、〈大阪〉吹田医療福祉センターの特養高寿園と特養松風園が合同で「ノーリフティングケア研修」を開催し、職員33人が参加しました。2施設合同での研修は今回が初の試み。ノーリフティングケアの第一人者、ナチュラルハートフルケアネットワーク代表理事の下元佳子さんを講師に迎え、理論から実践まで幅広くご指導いただきました。
研修では、ノーリフティングケアの基本的な考え方に加え、現場での具体的な導入事例や実践時の注意点についても丁寧な解説がありました。参加した職員それぞれが自施設での課題を意識しながら、自らのケアを振り返る良い機会となりました。講師の話に熱心に耳を傾け、実技に真剣に取り組む姿が印象的でした。
11月26日、〈埼玉〉鴻巣病院の新館講堂で令和7年度第2回感染防止対策研修会を開催し、44人が参加しました。本研修会は鴻巣医療福祉センター感染防止対策委員会が主催し、清潔で衛生的な療養環境を維持・改善することを目的として定期的に行なっています。
済生会唯一の精神科単科病院である当院は現在、感染管理の認定看護師が不在です。そのため、当日は〈埼玉〉加須病院の感染管理認定看護師、小美野勝副看護部長と新井博美看護師を講師に迎え、感染ラウンド(病棟巡視)と集合研修を実施しました。
病棟巡視では、感染管理認定看護師の視点で衛生管理の状況を確認。指摘された点については病棟師長とICTナースが検討し、速やかな改善に努めています。吐しゃ物処理の演習では、ブラックライトを使って嘔吐物の飛散状況を可視化しました。
参加者からは「知識と理解の不十分な部分を認識できた」などの声が寄せられました。
〈埼玉〉川口総合病院の臨床検査科ではJICAが行なう研修制度に協力し、11月25日から4日間、バヌアツ共和国の研修員ヴハ・キャシーさんを受け入れました。海外研修員の受け入れは今回で4回目です。
研修テーマは「臨床検査技術-新興・再興感染症にも対応できる臨床微生物学」。キャシーさんは「バヌアツでは感染症対策が重要で、重症化を防ぐためにも早期診断が課題。日本の高度な検査機器を使って実習することができ感動した。学んだ内容を自施設の検査体制向上に生かしたい」と意欲を語りました。
臨床検査科の山口純也科長は「実務を通して学べる研修を大切にしており、海外の医療事情に触れることは我々にとっても刺激になる」と述べ、担当技師の吉田雅基さんも「キャシーさんは経験もあり、技術も高くこちらも学びが多かった」と振り返りました。
【東京都】東京都済生会向島病院
病院・診療所
イベント実施報告
盲導犬受け入れセミナー
9月27日、日本盲導犬協会の協力のもと「盲導犬ユーザー実地受け入れセミナー」が〈東京〉向島病院で開催され、職員34人が参加しました。
当日は講師と盲導犬PR犬のタミーちゃんを迎え、盲導犬ユーザー受け入れ対応の基本的なポイントを学習。また、待合や診察室などでの実際の対応を、実演を交えて指導していただきました。
セミナーに参加して感じたことは、盲導犬ユーザーの患者さんが来院した際には積極的にコミュニケーションを取り、「病院側がどのように支援したらよいか」「ユーザーが何を要望しているか」などを聞き取ることでスムーズな対応につながるという点でした。
参加した職員からも、予定の時間を過ぎるほど積極的に質問がたくさん挙げられ、関心の高さがうかがえました。
〈新潟〉三条病院と新潟県央基幹病院は、医療・看護技術向上を目的として合同で研修を行なっています。10月7日には救急看護・集中ケア研修を当院で開催しました。
当日は県央基幹病院の救急部門看護師を講師に迎え、看護師10人が参加。講義では急変の予兆やアセスメントについて学び、事例をもとに患者情報を整理して医師へ報告する演習を行ないました。
実技では、窒息時の対応や気管内挿管の介助を模型を用いて体験。高齢患者が多い当院では、身につけなければならない重要なスキルの一つです。
参加者からは「救急アセスメントに自信が持てた」「学んだことを現場で生かしたい」といった声が寄せられ、有意義な研修となりました。
9月26日に防災・災害対応委員会で「給食用エレベーター停止時の対応」をテーマに研修会を行ない、看護師・MSW・事務員・DMATの約20人が参加しました。
昨年元日の能登半島地震発生時、新潟病院では給食用を含むエレベーター全機が停止。病棟内に配膳車を運び入れることができず、当院のDMATや各部署職員の協力を得て、当日の夕食をリレー方式で配膳しました。
研修は「震度4の地震が発生したものの施設に大きな被害はなく、食事は提供できる」という想定で実施。7~10階の間でリレー方式での配膳を練習しました。
当院は10階建てで、厨房は1階で病棟は9階まであり、配膳には多くの人員や労力が必要です。災害時の人員確保の課題はありますが、いつ起こるか分からない災害に備えることができました。
8月8日に「将来南河内地区で働くことを目指すあなたへ」と題して、インターンシップを開催しました。南河内地区の人口減少と医療職の人材不足を解消すべく、同地区在住の医療系学生、将来同地区で働くことを目指す医療系学生を対象に企画。それぞれ養成校に通う、看護師12人、臨床工学技士1人、放射線技師2人、臨床検査技師4人の計19人が参加しました。
〈大阪〉富田林病院職員と同じユニホームを着用し、実際の臨床現場を経験してもらいました。参加者からは「病室で患者さんと話すなど良い経験ができた」「救急外来で体験した心電図やストレッチャーの操作が印象に残った」「手術室で手袋をつけるのが難しかった。ガウンは2人で協力して着るということも知れて、とても良い経験になった」との感想が寄せられました。
6月11日、〈福島〉川俣病院のリスクマネジメント部会は、院内の医療安全勉強会に向け、「造影CT検査時の緊急対応・アナフィラキシーショック編」と題した模範動画を作成しました。
動画は、検査終了後に患者がアナフィラキシーショックを起こす設定で、現場での初期対応とチーム連携を再現。各職種が役割を演じることで実際の状況を想定しました。現実はマニュアル通りには起こらないため、模範例を通じてイメージトレーニングを行ない、急変時にも落ち着いて対応できるようになってもらうことを目的としました。
また、撮影中には「CT室にストレッチャーが入らない」などの基本的な課題にも気づかされ、対応策を職員に周知する貴重な学びとなりました。
6月30日、7月1日の2日間、イオン穂波ショッピングセンターの従業員に向けたフレイル研修を当地で行ないました。一般企業の従業員に向けたフレイル研修は全国初の取り組みで、地域で活動するフレイルサポーターからの発案で始まりました。研修会には同ショッピングセンターの従業員の約6割にあたる158人から参加申し込みがあり、当日参加も6人ほどいました。
これまでフレイル予防の啓発は高齢者が対象でしたが、今回のように若年層にも知ってもらうことで、早めの予防にもつながります。
参加者からは「売り場でフレイル予防の食品を販売しているので、フレイルについて知ることができてよかった」などの意見がありました。この取り組みが全国にも広がっていくように願っています。
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