社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

豊浦病院

【山口県】豊浦病院
病院・診療所 イベント実施報告
祝! 看護師一年生卒業

 3月6日、2024年度新人看護職員6人を対象に、プリセプティ1年目研修を行ないました。
 この研修は、1年間で習得した知識・技術・態度を振り返って発表することで、自分自身の強みと弱みを知り次年度の課題を見つけることを目的としてます。
 スライドショーでは1年間の思い出や病棟スタッフからのメッセージが流れ、涙ぐむ場面も。最後に所属長から修了証を手渡し、記念撮影を行ないました。
 一年生卒業、おめでとうございます。4月からは先輩看護師になります。自分がされてうれしかったこと、かけられてうれしかった言葉を次の新人看護師に対して心掛けてくれればと思います。
 これからも病院一丸となって「とよさい」を盛り上げていきましょう!

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 東京キリンビバレッジ株式会社の協力のもと、2月19日に利用者さんの作業訓練として自動販売機の補充作業を行ないました。
 この作業訓練は、就労に必要な知識や作業内容などをより実践的に習得できるように毎月2回実施しています。今回は利用者さん9人が参加し、当園ロビーに設置してある自動販売機の補充作業を行ないました。
 利用者さんからは「キリンの会社で補充を行なう仕事をやりたい」「今回はミルクティーが一番売れたね」などの声が上がりました。
 自動販売機の補充作業は、商品の補充だけでなく、お金の管理や季節ごとの商品入れ替え、清掃作業など多岐にわたります。利用者さんの技能範囲を広げる取り組みや、作業環境の確保などを進め、就労機会の増進につなげていきたいと思います。

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川内病院

【鹿児島県】川内病院
病院・診療所 取り組み紹介 イベント実施報告
原子力災害に備え屋内退避施設稼働訓練

 2月15日に鹿児島県原子力防災訓練に連動した「屋内退避施設稼働訓練」を行ないました。これは、万が一の原子力災害時に迅速に退避施設を運用するための訓練で、施設の概要や最低限の稼働方法を職員が理解し、習得することが目標です。
 当日は事務、看護部、コメディカル部門などから16人が参加。訓練では県の全面緊急事態発令と合わせて施設の稼働を実施しました。参加者は設備の整備経緯や機能について説明を受け、その後、実際に屋内退避施設を稼働しました。
 参加者からは「部署の垣根を越えて全力で訓練に取り組むことができた」と肯定的な声が上がりました。今後もこうした訓練の定期的な実施を継続し、有事の際に職員一人ひとりが迅速に対応できるような体制を整えることを目指します。

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 1月18日、夜間を想定したふじの里基幹福祉避難所およびなでしこ神戸福祉避難所の開設訓練を実施しました。職員26人が参加し、神戸市職員3人が見学に訪れました。
 「基幹福祉避難所」とは神戸市独自の福祉避難所で、発災時に指定された市内の特養が自主的に開設し、いち早く要援護者を受け入れる体制を整えます。
 今年は地震発生からの初動対応として、利用者さんと職員の安否確認を行ない、参集した職員で福祉避難所を開設するという流れを確認。夕方からの訓練で、室内の照明を落としポータブルLED照明を使用しましたが、暗い中での作業は不安感も強く、照明の重要性を改めて実感しました。
 2施設同時訓練を初めて実施し、施設間の情報共有や避難所物資の輸送など施設間の連携強化を図る取り組みとなりました。

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下関総合病院

【山口県】下関総合病院
病院・診療所 取り組み紹介 イベント実施報告
診療放射線技師のための静脈路確保研修

 当院では、核医学検査(RI・PET)における放射性医薬品投与・静脈穿刺は放射線科医師が、CT・MRI検査等の造影剤投与のための静脈路確保は看護師が行なっています。タスク・シフト/シェアを推進するため、12月3日、診療放射線技師を対象に静脈路確保の研修会を開催しました。
 当日は17人が参加。看護部臨床実践能力向上委員が講師となり、根拠やポイントを説明した後に血管モデルを使用して実習を行ないました。実習では講師の豊富な経験も踏まえた説明もあり、臨床に即した内容となりました。
 研修後はすぐに診療放射線技師が放射性医薬品投与を静脈路確保から単独で行なえることを目標に取り組んでおり、徐々にその範囲を広げていく予定です。

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岡山済生会看護専門学校

【岡山県】岡山済生会看護専門学校
その他 イベント実施報告
協同学習を通して多職種連携を学ぶ

 12月11日、本校の看護学生3年生と他校の歯科衛生学生の3年生が今年度初めての協同学習を行ないました。
 「麻痺・嚥下障害のある高齢者」というテーマに基づき、まず看護学生は歯科衛生学生にバイタルサインの観察技術を、歯科衛生学生は看護学生に口腔ケア技術を指導する相互指導の演習を実施。次に「互いの専門性をどのように感じたか」「職種間の連携についてどのように考えるか」をテーマにグループ討議を行ないました。
 終了後、学生たちからは「互いの専門性を共有し多職種と連携することの大切さを感じた」「それぞれの得意分野を生かして連携することで患者のより良い生活をサポートできると感じた」といった声があり、多くの学びがあったようです。4月からの専門職としての活躍が楽しみです。

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栃木県済生会支部

【栃木県】栃木県済生会支部
支部・本部 受賞・表彰
済生会支部単位での連携士養成 2回目は宇都宮での開催

 10月26・27日の2日間、宇都宮病院のみやのわホールで「済生会地域包括ケア連携士養成研修会」を開催。済生会職員の他、まちづくりにかかわる外部機関等からの参加を含め44人が受講、ファシリテーターが5人参加しました。
 受講者は9月からeラーニング・テキストによる事前学習を各自行ない、10月16日のオンライン研修を受講後、当日の対面研修に臨みました。
 対面研修では、済生会本部社会福祉・地域包括ケア課の鈴木孝尚課長心得が日本でのソーシャルインクルージョン進展の歴史や、済生会地域包括ケア連携士の役割について解説しました。その後のグループワークでは、7グループに分かれて地域課題を抽出し、解決方法について検討。地域で活動を行なう参加者がそろい、多くの意見が出されました。
 終了後、参加者からは「医療福祉介護連携のみならず、住まい、就労、生活支援、教育など幅広い分野で多職種・多機関との連携や協働が必要だと改めて感じた」「課題を見出し、自分で何ができるか考え、自ら行動することが重要だと思った」「たくさんの仲間と出会えてよかった」などの肯定的な意見が多数聞かれました。
 支部で開催した今回の研修会では「済生会のノウハウ」とその地域を知り尽くした専門職による意見が融合されることで、済生会地域包括ケア連携士の新しいあり方を創り出せたと思います。

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みすみ病院

【熊本県】みすみ病院
病院・診療所 取り組み紹介
運転シミュレーターによる運転再開支援を開始

 クラウドファンディングを活用して導入した運転シミュレーターによる運転再開支援を2024年8月から開始しています。
 運転再開支援では、主に脳血管疾患既往の患者さんで自動車運転再開を希望する方を対象に、運転に関する評価や訓練を実施。従来の神経心理的検査による評価と比較して、運転シミュレーターでは運転操作の技能確認、運転に必要な注意機能や情報処理能力について評価・訓練ができるようになりました。
 開始から5カ月で延べ15人を支援し、7人が合格して自動車運転の再開に至っています。患者さんからは「リアルな運転を体感できるため良いトレーニングになった」との声がありました。
 今後も地域の“あし”を守るリハビリテーションを提供していきます。

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吹田病院

【大阪府】吹田病院
病院・診療所 イベント実施報告
認知症のある人が地域で安心して暮らせるように

 10月29日、吹田市川園地区の認知症サポーターを対象に「声かけ見守り訓練」を吹田市認知症地域支援推進員、地域包括支援センター職員とともに開催しました。
 これは認知症になっても安心して暮らせるまちを目指して、徘徊者役の人を捜索し声をかけるという模擬訓練で、当日は近隣住民14人が参加。熱演する徘徊者役に対して、参加者は声かけのタイミングを図りながら、時には協力し合って訓練に取り組んでいました。
 その後の意見交換会では「周りに助けを求めることを学んだ」といったコメントもあり、認知症のある方を地域で支えていこうとする意識が高いことが分かりました。
 病院でのこうした取り組みは初めてでしたが、参加者等の前向きな声も受け、来年度も当院で実施することを考えています。

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静岡済生会総合病院

【静岡県】静岡済生会総合病院
病院・診療所 取り組み紹介
赤ちゃんとママの命を守るグレードAシミュレーション

 10月24日、分娩室とオペ室で3回目となるグレードA(超緊急帝王切開)のシミュレーションを行ないました。グレードAとは、母体もしくは胎児またはその両方が非常に危険な状態にあるため、30分以内に胎児を娩出しなければならない状態をいいます。
 今回は実際の症例をもとに、平日夜勤帯を想定して実施。周産期センターとオペ室のスタッフ、産婦人科医、小児科医、麻酔科医など23人が参加しました。また、各部署の職員が多数集まり、その様子を見学しました。
 シミュレーション後の振り返りでは、前回より良かった点や、どうすればよりスムーズに動けるかについて意見を出し合いました。担当したスタッフは「急変時に安全・迅速に行動できるよう今後も続けていきたい」と話しました。

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