済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

岡山済生会看護専門学校

【岡山県】岡山済生会看護専門学校
その他 イベント実施報告
協同学習を通して多職種連携を学ぶ

 12月11日、本校の看護学生3年生と他校の歯科衛生学生の3年生が今年度初めての協同学習を行ないました。
 「麻痺・嚥下障害のある高齢者」というテーマに基づき、まず看護学生は歯科衛生学生にバイタルサインの観察技術を、歯科衛生学生は看護学生に口腔ケア技術を指導する相互指導の演習を実施。次に「互いの専門性をどのように感じたか」「職種間の連携についてどのように考えるか」をテーマにグループ討議を行ないました。
 終了後、学生たちからは「互いの専門性を共有し多職種と連携することの大切さを感じた」「それぞれの得意分野を生かして連携することで患者のより良い生活をサポートできると感じた」といった声があり、多くの学びがあったようです。4月からの専門職としての活躍が楽しみです。

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栃木県済生会支部

【栃木県】栃木県済生会支部
支部・本部 受賞・表彰
済生会支部単位での連携士養成 2回目は宇都宮での開催

 10月26・27日の2日間、宇都宮病院のみやのわホールで「済生会地域包括ケア連携士養成研修会」を開催。済生会職員の他、まちづくりにかかわる外部機関等からの参加を含め44人が受講、ファシリテーターが5人参加しました。
 受講者は9月からeラーニング・テキストによる事前学習を各自行ない、10月16日のオンライン研修を受講後、当日の対面研修に臨みました。
 対面研修では、済生会本部社会福祉・地域包括ケア課の鈴木孝尚課長心得が日本でのソーシャルインクルージョン進展の歴史や、済生会地域包括ケア連携士の役割について解説しました。その後のグループワークでは、7グループに分かれて地域課題を抽出し、解決方法について検討。地域で活動を行なう参加者がそろい、多くの意見が出されました。
 終了後、参加者からは「医療福祉介護連携のみならず、住まい、就労、生活支援、教育など幅広い分野で多職種・多機関との連携や協働が必要だと改めて感じた」「課題を見出し、自分で何ができるか考え、自ら行動することが重要だと思った」「たくさんの仲間と出会えてよかった」などの肯定的な意見が多数聞かれました。
 支部で開催した今回の研修会では「済生会のノウハウ」とその地域を知り尽くした専門職による意見が融合されることで、済生会地域包括ケア連携士の新しいあり方を創り出せたと思います。

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みすみ病院

【熊本県】みすみ病院
病院・診療所 取り組み紹介
運転シミュレーターによる運転再開支援を開始

 クラウドファンディングを活用して導入した運転シミュレーターによる運転再開支援を2024年8月から開始しています。
 運転再開支援では、主に脳血管疾患既往の患者さんで自動車運転再開を希望する方を対象に、運転に関する評価や訓練を実施。従来の神経心理的検査による評価と比較して、運転シミュレーターでは運転操作の技能確認、運転に必要な注意機能や情報処理能力について評価・訓練ができるようになりました。
 開始から5カ月で延べ15人を支援し、7人が合格して自動車運転の再開に至っています。患者さんからは「リアルな運転を体感できるため良いトレーニングになった」との声がありました。
 今後も地域の“あし”を守るリハビリテーションを提供していきます。

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吹田病院

【大阪府】吹田病院
病院・診療所 イベント実施報告
認知症のある人が地域で安心して暮らせるように

 10月29日、吹田市川園地区の認知症サポーターを対象に「声かけ見守り訓練」を吹田市認知症地域支援推進員、地域包括支援センター職員とともに開催しました。
 これは認知症になっても安心して暮らせるまちを目指して、徘徊者役の人を捜索し声をかけるという模擬訓練で、当日は近隣住民14人が参加。熱演する徘徊者役に対して、参加者は声かけのタイミングを図りながら、時には協力し合って訓練に取り組んでいました。
 その後の意見交換会では「周りに助けを求めることを学んだ」といったコメントもあり、認知症のある方を地域で支えていこうとする意識が高いことが分かりました。
 病院でのこうした取り組みは初めてでしたが、参加者等の前向きな声も受け、来年度も当院で実施することを考えています。

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静岡済生会総合病院

【静岡県】静岡済生会総合病院
病院・診療所 取り組み紹介
赤ちゃんとママの命を守るグレードAシミュレーション

 10月24日、分娩室とオペ室で3回目となるグレードA(超緊急帝王切開)のシミュレーションを行ないました。グレードAとは、母体もしくは胎児またはその両方が非常に危険な状態にあるため、30分以内に胎児を娩出しなければならない状態をいいます。
 今回は実際の症例をもとに、平日夜勤帯を想定して実施。周産期センターとオペ室のスタッフ、産婦人科医、小児科医、麻酔科医など23人が参加しました。また、各部署の職員が多数集まり、その様子を見学しました。
 シミュレーション後の振り返りでは、前回より良かった点や、どうすればよりスムーズに動けるかについて意見を出し合いました。担当したスタッフは「急変時に安全・迅速に行動できるよう今後も続けていきたい」と話しました。

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