社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

 3月6日、NTTデータグローバルソリューションズから「IZANO2」と書かれた大きな段ボールが5個、〈大阪〉軽費老人ホームケアハウスつつじ荘に届きました。折りたたみ防災ヘルメットを利用者さん・職員分の45個、ご寄贈いただいたのです。
 いつか来る大規模災害に向けて、日頃から防災訓練やBCP計画など万全な備えを!……と準備を進めていたところへの思いもよらないご厚意に「やった~!」と飛び上がって喜んでしまいました。
 これからも入居者さんの安全確保のために知識と意識を高め、このヘルメットのように固い決意をもって災害に備えていきたいと思います。今回の温かいご支援は、有事の際にきっとその一翼を担ってくれることでしょう。

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特別養護老人ホーム 潮光園

【和歌山県】特別養護老人ホーム 潮光園
高齢者福祉 取り組み紹介
ネパールから第3期留学生

 〈和歌山〉別養護老人ホーム潮光園では令和3年度に第1期の留学生をミャンマーとネパールから受け入れ、今年度は3期目としてネパールからラジャニさんを迎えました。
 今までの留学生は日本語会話能力が高く、日常会話も何不便なくこなしてくれました。仕事も熱心で、利用者の皆さんからもとてもかわいがられています。
 4月2日から勤務を開始したラジャニさんも、先輩たちに負けないくらい日本語会話能力に優れています。ちょっぴり日本食が苦手で、チキンナゲットが大好きとのことです。
 伊藤秀一支部長は「エエインさん、アンジャナさん、アンビカさん、そしてラジャニさんと3期にわたり、有田医療福祉センターも少しずつ国際化してきました。この取り組みは留学生を大事に育て上げることを主目的にスタートしました。今後も継続したいと考えています」と話しました。

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特別養護老人ホームたかね荘こやうら

【広島県】特別養護老人ホームたかね荘こやうら
高齢者福祉 イベント実施報告
子どもたちと振り返る西日本豪雨災害

 2月19日に地元の坂町立小屋浦小学校5年生7人と施設利用者30人の交流会を開催しました。
 平成30年7月に発生した西日本豪雨災害でこの小屋浦地区は甚大な被害を受けました。大半の児童がこの災害を経験しており、自らの経験や防災についての知識を盛り込んだ紙芝居を手作りし、当施設の皆さんに読み聞かせをしてくれました。
 利用者の皆さんは子どもたちによる紙芝居を聞きながら、時に笑い、時には涙を流していました。子どもたちの純粋な思いとともに、防災の大切さを改めて実感した時間となりました。

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 3月12日、当施設の隣にある塩谷小学校で高齢者疑似体験授業を開催しました。4回目の開催となる今回は4年生3人、5年生11人が対象。リハビリテーション課の塩野谷千恵子課長を中心に、6人のスタッフが講師を務めました。
 約1時間の授業では皆さんに高齢者疑似体験セットを装着してもらい、「右半身が麻痺の状態」という設定で、平地での歩行や階段の昇降、視野・色覚や聴力の感覚、そして麻痺側の手で食べる、食べさせてもらう、飲み込むなどの体験をしてもらいました。
 体験した生徒からは「耳に水が入った状態で声が聞こえる」「腰が曲がってしまう」などの声が聞かれました。
 今回は新聞社・テレビ局の取材も入り、テレビ局の23歳の記者も「腕が曲がらないので食べるのが大変」と驚きを隠せない様子でした。

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 2月13日、2階入所棟で料理レクリエーションを行ない、12人の利用者さんが参加しました。
 皆エプロンを付け、やる気満々。「ピーラーより包丁の方が扱いやすいわ」と上手に包丁で野菜の皮をむき、一口大に切っていきます。
 30人前の材料を切り終えた後、「量が多いから重たいな~」「焦がしたら野菜切った人に怒られるわ」と話しながら頑張って炒めてくれました。
 「これはカレー?」「違うでー。材料は一緒やけど、今日はシチュー作るんやで」――そんな会話を楽しみながらグツグツ煮込んでいきます。
 具材に火が通ったか竹串で確認すると、パクリとつまみ食い! 周りのスタッフからは一斉に「あ―!!」と叫び声が上がりましたが、ご本人はニコニコ満足げ。そんなハプニングもありつつ、美味しいクリームシチューができました。

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 2月3日、節分の豆まきを利用者さん11人と行ないました。
 皆さんの前に職員手製の鬼の人形と鬼のくす玉が登場。最初は「鬼は外!福は~うち~」と楽しく豆をまいていた利用者さんですが、次第にくす玉を割ろうと立ち上がり、一生懸命豆をぶつけ始めました。
 皆真剣な表情で、「当たっても割れんがー!」と大興奮。職員が「鼻狙ってください!」とアドバイスを送ると、狙いを定めますが「鼻に当らんがー!」と悔しそうです。
 落ちた豆をまた必死で拾い、何度も鼻を狙います。ようやく割れると、鬼の顔から「福の神」が登場しました。
 利用者さんの動きの良さには職員も脱帽。日頃、リハビリに取り組んでいる成果が出た瞬間でした。

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 1月18日、夜間を想定したふじの里基幹福祉避難所およびなでしこ神戸福祉避難所の開設訓練を実施しました。職員26人が参加し、神戸市職員3人が見学に訪れました。
 「基幹福祉避難所」とは神戸市独自の福祉避難所で、発災時に指定された市内の特養が自主的に開設し、いち早く要援護者を受け入れる体制を整えます。
 今年は地震発生からの初動対応として、利用者さんと職員の安否確認を行ない、参集した職員で福祉避難所を開設するという流れを確認。夕方からの訓練で、室内の照明を落としポータブルLED照明を使用しましたが、暗い中での作業は不安感も強く、照明の重要性を改めて実感しました。
 2施設同時訓練を初めて実施し、施設間の情報共有や避難所物資の輸送など施設間の連携強化を図る取り組みとなりました。

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 厚生労働省と日本医師会が推進する「8020運動」の達成表彰において、従来型入居者4人と地域密着型入居者3人が受賞しました。受賞者の皆さんは記念撮影の際、健康な歯の証である白い歯を輝かせ、にっこりと笑顔を見せてくれました。
 80歳以上で歯を20本以上残すことは、日々の食事の楽しみを味わい、全身の健康と生活の質を高めることにつながる重要な目標として掲げられています。
 当荘では歯科医師や歯科衛生士のサポートのもと、介護職員が口腔ケアに取り組んでいます。生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように、入居者の皆さんのお口の健康と笑顔を守っていきたいと考えています。

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 12月19日、近隣の県立松山西中等教育学校・家庭科クラブの中学生4人が1年ぶりに訪問してくれました。
 今回は、利用者さん10人と一緒に魚釣りゲームをして交流を図りました。生徒たちは利用者さんの隣で取った獲物を外したり、釣り糸の絡まりを直したりしてくれ、協力してゲームに取り組めました。「何を取りますか」「たくさん取れましたね」など会話にも花が咲いていました。
 最後に手作りカレンダーのプレゼントをいただき、利用者の皆さんは生徒たちが帰るのを名残惜しそうに手を振って見送りました。

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特別養護老人ホーム 小鹿なでしこ苑

【静岡県】特別養護老人ホーム 小鹿なでしこ苑
高齢者福祉 受賞・表彰
介護技術コンテストで介護福祉士会会長賞受賞

 令和6年年11月24日、令和6年度第11回静岡県介護技術コンテスト(ケアコン)がグランシップで開催されました。当日は県内施設から介護従事者13人が、事前に与えられた課題に対して支援の方法を考え、実技を披露しました。
 当苑からも介護員のヌル アジザーさんが参加。「看取り期の食事の支援」に挑み、個別援助計画書作成部門で静岡県介護福祉士会会長賞を受賞しました。ヌルさんは「大勢の前で支援をすることが初めてで緊張しましたが、皆の力があったからこそ賞をいただくことができました。たくさんの応援と協力に感謝しています。この経験を生かして日々の業務にも取り組みたいです」と受賞の喜びを語りました。

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