社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

 3月6日、NTTデータグローバルソリューションズから「IZANO2」と書かれた大きな段ボールが5個、〈大阪〉軽費老人ホームケアハウスつつじ荘に届きました。折りたたみ防災ヘルメットを利用者さん・職員分の45個、ご寄贈いただいたのです。
 いつか来る大規模災害に向けて、日頃から防災訓練やBCP計画など万全な備えを!……と準備を進めていたところへの思いもよらないご厚意に「やった~!」と飛び上がって喜んでしまいました。
 これからも入居者さんの安全確保のために知識と意識を高め、このヘルメットのように固い決意をもって災害に備えていきたいと思います。今回の温かいご支援は、有事の際にきっとその一翼を担ってくれることでしょう。

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神奈川県済生会支部

【神奈川県】神奈川県済生会支部
支部・本部 取り組み紹介
入管と診療に係る協定締結

 神奈川県済生会は、東京出入国在留管理局横浜支局と被収容者の診療に係る協定を3月12日に締結しました。
 この協定締結には、2021年に名古屋入管で発生した被収容者の死亡事故が背景にあります。この事故を契機に、東京入管横浜支局は外部医療機関との連携強化を模索していましたが、連携先を見つけることができずに大変苦慮していました。
 そこで、昨年9月から神奈川県病院を中心に被収容者への医療対応を開始。数多くの被収容者の受診を受け入れたことから、今回の協定締結に至りました。神奈川県済生会は人権を尊重し、入管被収容者への医療サービスの提供を今後も継続したいと考えています。

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特別養護老人ホーム 潮光園

【和歌山県】特別養護老人ホーム 潮光園
高齢者福祉 取り組み紹介
ネパールから第3期留学生

 〈和歌山〉特別養護老人ホーム潮光園では令和3年度に第1期の留学生をミャンマーとネパールから受け入れ、今年度は3期目としてネパールからラジャニさんを迎えました。
 今までの留学生は日本語会話能力が高く、日常会話も何不便なくこなしてくれました。仕事も熱心で、利用者の皆さんからもとてもかわいがられています。
 4月2日から勤務を開始したラジャニさんも、先輩たちに負けないくらい日本語会話能力に優れています。ちょっぴり日本食が苦手で、チキンナゲットが大好きとのことです。
 伊藤秀一支部長は「エエインさん、アンジャナさん、アンビカさん、そしてラジャニさんと3期にわたり、有田医療福祉センターも少しずつ国際化してきました。この取り組みは留学生を大事に育て上げることを主目的にスタートしました。今後も継続したいと考えています」と話しました。

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横浜市南部病院

【神奈川県】横浜市南部病院
病院・診療所 取り組み紹介
未来の医療職への第一歩

 1月24日、近隣の中学2年生6人が横浜市南部病院で職業体験を行ないました。
 当日は順番に看護師、リハビリ技師、臨床検査技師、薬剤師、診療放射線技師と、さまざまな医療職の現場を体験。普段は見ることのない病棟やバックヤードの部分の見学、心エコーなどの医療機器を用いた体験、患者さんも実施している作業療法の体験などを行ない、皆さん興味津々でした。
 参加した生徒からは「看護師に興味があって参加したが、他の職種にも目が向けられ、興味が湧いた」「どの部署の方々も明るく笑顔で、自分もそんな大人になれたらいいなと思った」といった感想を聞くことができました。
 この体験が生徒たちの将来の進路選択の一助となれば幸いです。

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松阪総合病院

【三重県】松阪総合病院
病院・診療所 取り組み紹介
再入院を防ぐ! 心不全看護外来立ち上げ

 松阪総合病院では1月6日に心不全看護外来を立ち上げました。
 心不全患者数は2035年には130万人となり、心不全パンデミック時代が到来するといわれています。当院でも年間200例程度の心不全での入院があり、再入院を繰り返す患者さんも少なくありません。
 再入院は非医学的な誘因が多くを占め、生活習慣の改善とともに、セルフケアによる増悪予防が鍵となります。
 そこで、患者教育の継続によるセルフケアの維持・向上を目指し、心不全看護外来を開設。月1回を基本とし、30分程度の面談を行ないます。
 退院後は疾患管理が不十分になる場合も。まずは心不全を持ちながらの療養生活をねぎらうことから始め、継続できていることは賞賛し、改善点がある場合は患者さんと一緒に対応方法を考えています。

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 東京キリンビバレッジ株式会社の協力のもと、2月19日に利用者さんの作業訓練として自動販売機の補充作業を行ないました。
 この作業訓練は、就労に必要な知識や作業内容などをより実践的に習得できるように毎月2回実施しています。今回は利用者さん9人が参加し、当園ロビーに設置してある自動販売機の補充作業を行ないました。
 利用者さんからは「キリンの会社で補充を行なう仕事をやりたい」「今回はミルクティーが一番売れたね」などの声が上がりました。
 自動販売機の補充作業は、商品の補充だけでなく、お金の管理や季節ごとの商品入れ替え、清掃作業など多岐にわたります。利用者さんの技能範囲を広げる取り組みや、作業環境の確保などを進め、就労機会の増進につなげていきたいと思います。

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全国済生会ロボット支援手術研究会 その他 取り組み紹介 イベント実施報告 第1回研究会に22施設・62人が参加

 1月18日、東京都内で全国済生会ロボット支援手術研究会を開催しました。今回が1回目で「医療改善と病院経営事例報告」「各病院での取り組みの情報共有」を目的に、22施設から医師・看護師など62人が一堂に会しました。
 横浜市東部病院の三角隆彦院長、滋賀県病院の三木恒治院長の挨拶に始まり、研究会主旨説明を会代表の石田勝・横浜市東部病院ロボット手術センター長・泌尿器科部長が行ないました。
 Executiveセッションでは病院経営とロボット支援手術導入に関わる演題を二つ、同様にExecutive Surgeonセッションではロボット支援手術のスタンダード化と臨床改善によるトータルコストケアの2演題を発表。また、後半ではDa Vinci最新機種SPを使用した事例紹介や手術室看護師による発表がありました。

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川内病院

【鹿児島県】川内病院
病院・診療所 取り組み紹介 イベント実施報告
原子力災害に備え屋内退避施設稼働訓練

 2月15日に鹿児島県原子力防災訓練に連動した「屋内退避施設稼働訓練」を行ないました。これは、万が一の原子力災害時に迅速に退避施設を運用するための訓練で、施設の概要や最低限の稼働方法を職員が理解し、習得することが目標です。
 当日は事務、看護部、コメディカル部門などから16人が参加。訓練では県の全面緊急事態発令と合わせて施設の稼働を実施しました。参加者は設備の整備経緯や機能について説明を受け、その後、実際に屋内退避施設を稼働しました。
 参加者からは「部署の垣根を越えて全力で訓練に取り組むことができた」と肯定的な声が上がりました。今後もこうした訓練の定期的な実施を継続し、有事の際に職員一人ひとりが迅速に対応できるような体制を整えることを目指します。

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中央病院

【東京都】中央病院
病院・診療所 取り組み紹介
管理栄養士が自宅へ 栄養指導で低栄養予防

 東京都栄養士会栄養ケア・ステーションが港区から委託された訪問栄養指導事業に、当院の3人の管理栄養士が昨年9月から参加しています。
 この事業はフレイル予防の一環で、低栄養のリスクが高い低体重の高齢者を対象に管理栄養士が自宅を訪問。栄養改善のための具体的な目標設定を本人と一緒に考えます。保健所職員の電話による支援を経て、初回と同じ管理栄養士が再度訪問し目標達成度の評価を行ないます。
 対象者からは「自分に足りない栄養のことがよく分かった」「同じ人が来てくれて安心感がある」などの声をいただいています。
 実際に訪問することで食事以外にも生活に関わる情報を把握でき、より効果的な提案ができました。これは病院内の業務にも生かせる経験だと思います。

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日田病院

【大分県】日田病院
病院・診療所 取り組み紹介
更生保護施設入所者が地域清掃 近隣住民から差し入れも

 当院職員を派遣している更生保護施設あけぼの寮は「きれいにしょうえ おおいた推進事業」に賛同し、大分市から「あけぼのクリーン活動隊」として平成24年に登録認可を受け、地域清掃を月2回実施しています。
 1月26日は早朝から施設周辺の歩道のゴミ拾いや、道路脇の花壇の草むしりを中心に実施。この活動を開始した当初は「面倒や、少しでも寝たい」と愚痴をこぼしていた寮生も、今では一丸となって、集中して活動を行なっています。
 昨年11月15日には足立信也市長から表彰を受け、活動を評価されたことを職員・入寮者とともに喜びました。
 最近では近隣住民から差し入れをいただくことも。寮生は「過去ではなく現在の自分を地域の方に認められ、受け入れられている」と素直に感じているようです。

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