10月3日、〈東京〉中央病院で働いている障がい者の方が、院内のユニクロの協力のもと「お買い物練習」をしました。
今回練習した職員は、普段一人で衣類の買うことが難しいとのことで、他のユニクロ店舗で保護者の方と事前に下見。練習当日は、院内のユニクロの店長と相談しながらお目当てのパーカーとワンピースを購入することができました。スタッフがとても親切で、安心して買い物ができたそうです。
院内のユニクロでは、幅広い年齢の患者さんがさまざまな買い物をしています。「急な入院で下着がない」「寒いので上着が欲しい」「院内で使う小さな鞄が欲しい」など、患者さんの要望は多岐にわたります。
このように、身近なことでソーシャルインクルージョンが実行されています。これからも、夏と冬の前、気候が変わる時期の年2回、お買い物練習を実施する予定です。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。
【大阪府】大阪北リハビリテーション病院
病院・診療所
取り組み紹介
イベント実施報告
自分の体の状態を知り健康意識高める
10月23日、大阪市北区大淀地区に居住する65歳以上の方を対象に、体力・筋力測定会を実施しました。測定には体組成計を用いた身体測定のほか、転倒リスクチェックのためのバランスや歩行能力のテストを実施。〈大阪〉中津病院と大阪北リハビリテーション病院のセラピストやMSWが中心となって企画し、地域包括支援センターや地域の調剤薬局グループ、特養施設職員の協力を得て行ないました。
90代の方や昨年も参加した方など総勢44人が参加。「自分の体のことが分かった」「運動をしようと思った」「来年も参加したい」など前向きな意見が多く、健康意識の高まりにつながったと感じます。
これからも多機関と協働し、地域一体となって健康寿命を延ばす取り組みを推進していきます。
【埼玉県】ワークステーションみのり(就労継続⽀援B型)
病院・診療所
取り組み紹介
利用者さんを守るため
福祉施設への侵入者による被害を度々耳にします。その脅威から利用者さんと職員を守るため、10月28日に川口市役所防犯対策課の協力のもと、職員全員参加で防犯研修を開催しました。
当日は市役所出向中の現職警察官による座学講義で防犯対策に関する基本知識、実践訓練でさすまたの使用方法など、侵入者への効果的な対応や注意点について具体的に学ぶことができました。
防犯グッズとしてはメジャーなさすまたですが、実物に触れたことがない職員が大半。福祉施設や教育機関での配備率が低く、使い方も難しいため、むしろ椅子・机など施設内にある備品の方が武器として有効だという話に納得しました。また、多数の人がいる施設では「侵入者に対抗するよりまず逃げる・距離を取る」という原則を実行することの難しさについて考えさせられました。
10月24日、総合玄関前の花壇の植え替えを行ないました。植え替えをしたのは、〈福岡〉大牟田病院のお花好きが集結した「済生会大牟田病院園芸部」!
「患者さん・職員の皆さんの心に花を咲かせましょう♪」をモットーに、春と秋の年2回程度、花壇の植え替えや院内の清掃活動を行なっています。今回はビオラやパンジー、カラナデシコなど、秋から冬まで花を咲かせる種類を植えました。
歩行訓練中の患者さんや外来患者さんから「きれいですね」、職員の皆さんから「植え替え楽しみにしています」など、うれしいお言葉をいただくこともあります。これからも皆さんの心の癒やしとなるよう、楽しんで活動していきたいと思います。
株式会社良品計画と済生会が締結した地域包括連携協定に基づき、9月30日、福岡総合病院と距離が近い「無印良品天神ショッパーズ福岡店」で市民向けイベントを開催しました。
コラボ初開催となる今回のテーマは「認知症予防について」。当院の認知症看護認定看護師・保利京子さんが「誰でもできる認知症ケア」と題し、睡眠と脳の関係や、認知症予防と睡眠習慣などを分かりやすく講演しました。
続いて、無印良品のスタッフが快眠グッズを紹介。温浴効果を高め血行を促進する入浴剤や、精油をブレンドした石鹸について、実際に香りを試しながら効果や効能など快眠のアドバイスを行ないました。終了後には参加者へお土産として渡され、「実際に試すことができてよかった」との感想がありました。
10月19日に茨城県医師会主催の茨城医学会総会が開催され、生澤義輔院長がシンポジウム「茨城県における最近の医療情勢について~皆保険制度を維持するために~」に参加しました。
生澤院長は発表で、高度急性期を担う公的病院として〈茨城〉水戸済生会病院が救命救急体制の強化や多職種によるチーム医療の充実に取り組んでいることを紹介。その結果、施設基準の加算取得等により収益増になった一方、費用も増加し経営が厳しいこと、皆保険を守るために診療報酬や人財政策の改革が求められることを説明しました。
また、大学病院や地域医師会、保険者の立場からの発表、全体討論での医師の高齢化など直近の課題に対する意見交換、日本医師会・松本吉郎会長による総括意見などもあり、来場者は真剣に聞き入っていました。
10月17日、理学療法士の泉健太郎さんが三重県立明野高等学校で「介護予防に関する運動指導」の出前授業を行ないました。
当日は福祉科介護福祉コースの2年生20人に向け、専門職の視点で介護予防運動の目的、リスク管理、運動方法(ウオーミングアップ、ストレッチ、筋力強化、バランス強化など)について実演を交え講義しました。
高校生からは「体操は目的や注意点などをしっかり理解した上で行なうことが大事。そのことを意識して高齢者の方たちと一緒に体操をしていきたい」との声が上がりました。
高校生の皆さんは今回学んだことを生かし、今後さまざまな機会を通じて地域の高齢者の健康づくりをサポートしていく計画です。
これからも地域の未来を担う高校生たちの成長を応援していきます。
【神奈川県】横浜金沢若草園(多機能型事業所)
障害者福祉
取り組み紹介
障害者の自立を支えるグループホーム運営
横浜金沢若草園では障害のある方の自立支援として、介護サービス包括型のグループホーム「ゆず」を2012年4月より、同「キンモクセイ」を2014年12月より運営しています。
現在は2棟ともに男性6人が入居。日中は当園などの就労支援施設を利用、夜間はグループホームで食事・入浴・就寝など、家庭に近い環境の中で過ごしています。
グループホームでは洗濯や部屋の掃除などを、できる限り自身で行なってもらっています。なお、食事準備、服薬管理、朝の送り出し、夜間の見守りなど、日々の暮らしに必要なサポートは支援スタッフが丁寧に行なっています。
保護者の高齢化が進む中、障害のある方が安心して暮らせる「第二の家」が求められています。利用者一人ひとりの生活に寄り添いながら、自立と安心を支える環境づくりに、これからも力を注いでいきます。
【岡山県】養護老人ホーム 玉松園
高齢者福祉
取り組み紹介
イベント実施報告
6年ぶりの玉松園祭
10月18日に、玉松園祭を6年ぶりに開催しました。当日は入所者さん47人、ご家族27人、近隣住民約75人が参加。たこ焼き・フランクフルト・アイスクリームを屋台で提供し、バザーでは提供していただいた品々を100~300円の価格で販売しました。
催しとして、カラオケコーナーと、紙飛行機をその場で折り遠くに置いた箱の中に飛ばして入れるゲームを行ないました。わずかな時間ではありましたが、入所者の皆さんはご家族と一緒に屋台の食べ物を楽しみ、普段できないお話をするといった時間を共有しました。
地域の方々には施設の中の様子を知っていただく機会になりました。「久しぶりにこのお祭りに参加できてよかった」といった声が聞かれ、来年以降も楽しいものにできるよう頑張りたいと思います。
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