9月26日、〈奈良〉中和病院の院内保育所「キッズランドひまわり」の子どもたち9人が敬老の日のプレゼントを持って、併設の〈奈良〉老健シルバーケアまほろばを訪問しました。
「ようこそ! 来てくれてありがとう!」と出迎えてくれた利用者さん2人にハイタッチをして元気にあいさつ。子どもたちから、手形を使って描いた「となりのトトロ」や、足形を使って描いた「ネコバス」の作品を利用者さんへプレゼントしました。
作品を受け取った利用者さんは「かわいいね、元気が出たよ!」「わあ! ありがとう」とピースをして喜びを表現。子どもたちは少し照れながらもうれしそうな表情を見せていました。
世代を超えた心温まる敬老の日の思い出となりました。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。
【長野県】佐久市特別養護老人ホーム シルバーランドきしの
高齢者福祉
イベント実施報告
年中行事
小鮒の甘露煮を調理
9月23日、後日給食で振る舞われる山形の秋の味覚「芋煮」に使用するため、4歳児23人が里芋掘りを行ないました。
園児たちはバスに乗って、ワクワクした様子で出発。畑に着くと収穫の仕方をしっかり聞いて、親芋から一つひとつ丁寧に子芋を取りました。
25日には、2歳児15人がこんにゃくちぎり、1歳児15人がしめじほぐしをお手伝い。こんにゃくに触れると「冷たい!」「ヘビみたい!」と笑顔に。コツをつかむと指先に力を入れながら上手に小さくちぎっていきます。しめじは、集中して一つひとつ丁寧にほぐしていました。
そして迎えた給食の時間、芋煮の中から里芋やこんにゃく、しめじを見つけると「見つけたよ!」とうれしそうに頬張る園児たち。芋煮作りに参加したことで、よりおいしく楽しく食べることができました。
【愛媛県】特別養護老人ホーム 緑⾵荘
高齢者福祉
取り組み紹介
施設内で四国霊場巡り
「四国八十八カ所巡り」のテレビニュースを見た利用者さんの思い出話がきっかけで、「施設内でもお参りができれば」というアイデアが生まれ、7月に〈愛媛〉小田特養緑風荘の廊下が一転、四国八十八カ所の霊場に大変身しました。
廊下の壁の端から各霊場の写真を順番に掲示し、最終地点にお釈迦(しゃか)様の像と鈴を設置。実際に霊場を巡るように利用者さんたちが毎日“お参り”に励んでいる様子は、微笑(ほほえ)ましくも心温まる光景です。お参りが日課となり、適度な運動につながる効果も。また、お参りしながら「ここ行った」「ここは知らない」など思い出を語り合う場面も見られ、新たな交流が生まれています。
私たち職員はこうした取り組みにより、利用者さん一人ひとりの思い出や体験を大切にし、日々の生活に彩りを加えることを目指しています。
8月13~15日のお盆期間中、宮崎県済生会支部初の取り組みとして、職員向けの学童保育を〈宮崎〉日向病院内に開設しました。
子どもの預け先がない職員からの相談がきっかけで、仕事を休まず安心して子どもを預けられる環境を整備したいという思いから企画が立ち上がりました。各部署でプロジェクトを結成し、子どもも職員もワクワクするような学童にしようと試行錯誤しながら準備しました。
期間中は毎日見学・体験活動を実施。手術室では術衣を着用し、実際に手術で使用する器具に触れ、術者の気分に。薬局ではラムネ菓子を薬に見立てて調剤を体験するなど、各部署で病院内の仕事について楽しく学べるよう工夫しました。
延べ21人の小学生が参加。院内は子どもたちの元気な声に包まれ、明るく和やかな3日間となりました。
〈愛媛〉松山乳児保育園は、水・砂・土・木・石・動植物などの自然素材を使って遊ぶことを大切にしています。特に土との遊びは、つかむ、ちぎる、たたく、固めるなど、こねたり丸めたりする過程で手先の器用さが自然に育まれ、つかむ力や微細な動きも発達していきます。
8月4日には土遊びに興味のある2歳児22人が全員参加。そのうちの1人が土山から泥場に向かって滑り始めると、後に続けとばかりに次々に滑り始めます。また、足に塗り始めると真似をし、その中で顔を見合わせてどんどん塗っていきます。土に水を混ぜると軟らかくなり、手に塗った土が乾くと硬くなり、剝げる。そうした変化にも子どもたちは気付いています。
全身で遊んだ後は、シャワーでさっぱりして気持ちよく過ごし、夏ならではの遊びを十分に楽しんでいます。
【山形県】養護(盲)老人ホーム 山静寿
高齢者福祉
障害者福祉
イベント実施報告
のど自慢大会で12人が熱唱
7月30日、〈山形〉養護(盲)老人ホーム山静寿2階のなでしこ集会所で「のど自慢大会」を開催し、12人の入所者さんが熱唱を披露しました。
歌うことはストレス解消や脳の活性化につながるといわれています。また、歌うことが大好きという入所者さんも多いことから、このイベントを企画しました。
事前に参加者から歌いたい曲を聞き取りし、当日はくじ引きで歌う順を決定。歌いながら振り付けをするなど、参加者自身が盛り上げてくれて会場は一体感に包まれました。聞いている方も、知っている曲を口ずさんでいて楽しそうでした。
「楽しく参加できた」と話す参加者がいる一方で「昔より声が出なく、歌えなくなった」という声も。それだけに、歌声を披露する機会は貴重であると感じていただけたのではないかと思います。
【香川県】特別養護老人ホーム なでしこ香川
高齢者福祉
イベント実施報告
小学校児童との交流が笑顔と活力の源に
6月12日、近隣にある多肥小学校の4年生が、入居者さんとデイサービス利用者さんとの交流学習のために来所しました。
この交流学習には4年生約210人が参加し、3回に分かれて実施。「今日会えることを楽しみにしていました」との挨拶後に、児童が丹精込めて育てた鉢植えの花をプレゼント。そしてソーラン節のパワフルな演舞披露の後は、交流の時間です。
児童は「好きな色は?」「昔やっていた遊びは?」「この辺りの昔の様子は?」などと質問。交流の会話の中には職員も知らなかった利用者さんの新たな一面も見られました。
コロナ禍で途絶えていた交流が昨年から再開され、また再開を熱望された先生がいると聞き、感謝しています。元気いっぱいの子どもたちとの触れ合いで、皆さんもいつも以上の笑顔と活力をもらいました。
8月2日、鹿児島病院近くの松原小学校の水泳同好会が主催する錦江湾(鹿児島湾)横断遠泳に、久保園高明院長と山田愛生看護師が救護班として同行しました。当初は7月31日の実施予定でしたが、カムチャツカ半島地震による津波警報・注意報を受け2日間延期。緊張感の中での支援となりました。
桜島小池海岸から対岸の磯海水浴場までの4.2キロメートルのコースに、4~6年生37人と同好会のOB・OG21人が参加。地元漁協の船など11隻に父兄らが分乗し、子どもたちを見守りました。
久保園院長と山田看護師は遠泳開始直前に参加者の健康診断を実施した後、救護船で随伴し、不慮の事態に備えました。
参加者全員が完泳し、磯で出迎えた父兄からは感動の涙も。無事救護班としての任務を果たしました。
【大阪府】泉尾特別養護老人ホーム 第二大正園
高齢者福祉
イベント実施報告
「学生とともに楽しむ 夢プロ」ビアガーデン
6月20日、大阪保健福祉専門学校の学生15人が「夢を叶えるプロジェクト」(通称「夢プロ」)の一環として、地域交流センターでビアガーデンを開催してくれました。〈大阪〉泉尾特養第二大正園3階・4階の入居者さん25人が参加し、学生や職員15人と一緒に夏のひとときを楽しみました。
射的やフルーツポンチ、いなり寿司、フランクフルト、焼きそばなど屋台風の出店が並び、お祭りの雰囲気を味わえる内容に。学生たちが事前準備から当日まで、心を込めて取り組んでくれていたのが印象的でした。
「夢プロ」を通して、学生と入居者さん、職員が心を通わせ、笑顔と感動に包まれたかけがえのない夏の思い出となりました。
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