済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

瀬戸内海巡回診療事業推進事務所

【岡山県】瀬戸内海巡回診療事業推進事務所
その他 受賞・表彰
長年の活動が評価され済生丸が特別賞を受賞

 瀬戸内海巡回診療船「済生丸」は7月24日、山縣勝見賞特別賞を受賞し、表彰式に森本尚俊所長が出席しました。この賞は一般財団法人山縣記念財団により創設され、海運を中心とする海事交通文化の研究や普及発展に貢献した人を表彰しています。
 済生丸の累計活動実績は、1962年12月から2024年3月まで、診療島嶼(とうしょ)延べ数1万3249島、受診延べ人員62万7441人。地域への貢献や海事交通文化を体現し、長期にわたり社会に貢献したとして特別賞に選出されました。
 受賞に際して森本所長は「瀬戸内海巡回診療という地域に根差した取り組みに光を当てていただき、大変光栄に思います。これを励みに、島民が安心して暮らせるように医療を届け続けたいと思います」とコメントしました。

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泉尾病院

【大阪府】泉尾病院
病院・診療所 取り組み紹介
安心して医療につながる架け橋に

 3月31日からオンデマンドバスの「お送りサービス」が始まりました。同バスは今年2月に「お迎えサービス」で運行をスタート。このたび「送迎」が可能になりました。
 この送迎は完全予約制で、時刻表や固定ルートはなく、発着は紹介元の診療所。患者さんは普段通い慣れた場所から迷うことなく出発し、安心して通院することができます。予約状況に応じてAIが最適なルートを自動で調整。すべての便が座席指定・無料で、一部の車両では車椅子や介助にも対応しています。
 この取り組みは単なる移動手段ではなく、患者さんが安心して医療につながるための橋渡しです。私たちは、かかりつけ医から託された安心のバトンを、確かな医療と丁寧な送迎で受け継ぎます。

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境港総合病院

【鳥取県】境港総合病院
病院・診療所 取り組み紹介
地域医療の未来を担う実習生受け入れ

 〈鳥取〉境港総合病院では4月7日から5月2日までの約4週間にわたり鳥取大学医学部医学科6年生1人を受け入れ、臨床実習を行ないました。
 実習生の須田大陽さんは、当院の消化器内科医師とペアを組み、外来診察、内視鏡検査、消化器外科手術の見学や担当患者診察などの外来・病棟業務をマンツーマンで学びました。
 実習最終日には当院消化器内科の医師たちを前に、受け持ち患者さんの症例発表を行ないました。須田さんは「終末期治療を行なっている患者さんの診療の場を目にするのは、初めての経験でした。患者さんやご家族とのやりとり、声かけの一つひとつがとても勉強になりました」と話してくれました。
 当院では、7月以降にも実習生4人を受け入れる予定です。これからの地域医療を担う皆さんのことを職員一同応援しています。

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中央病院

【東京都】中央病院
病院・診療所 取り組み紹介
管理栄養士が自宅へ 栄養指導で低栄養予防

 東京都栄養士会栄養ケア・ステーションが港区から委託された訪問栄養指導事業に、当院の3人の管理栄養士が昨年9月から参加しています。
 この事業はフレイル予防の一環で、低栄養のリスクが高い低体重の高齢者を対象に管理栄養士が自宅を訪問。栄養改善のための具体的な目標設定を本人と一緒に考えます。保健所職員の電話による支援を経て、初回と同じ管理栄養士が再度訪問し目標達成度の評価を行ないます。
 対象者からは「自分に足りない栄養のことがよく分かった」「同じ人が来てくれて安心感がある」などの声をいただいています。
 実際に訪問することで食事以外にも生活に関わる情報を把握でき、より効果的な提案ができました。これは病院内の業務にも生かせる経験だと思います。

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