済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
バレリーナとして踏むはずだった舞台に立ち、
「鍛錬された人」を目指してシェイクスピア作品に臨むマイコさん。
美しく整った顔立ちの奥に秘めた情熱、
そこから垣間見える素顔に迫ります。
夢はバレリーナだった。3歳からバレエを始めて16歳まで、プロになるつもりでコンクールにも挑戦していたが、体型の変化やひざの故障で断念。高校を卒業し、アパレル企業で販売員をしていたとき、同じ販売員の友達に事務所を紹介され、芸能界デビューにつながった。
「私にとっては、すごく大きな人生のターニングポイントでしたね」
時を経て女優として舞台に立ち、バレエの練習漬けだった日々を思い出したという。
「演技もコツコツ稽古を積み重ねて初めてお客様の前で披露できるもの。そういう意味でしっかり舞台に立てる”鍛錬された人”を目標に置いています」
来年の1月には念願のシェイクスピア作品が待っている。
「私が演じるシーリアは真っ直ぐな性格で素直ないい子。でも、少し大胆な面もあるのが面白いところで、私も人から『けっこう大胆な決断をするね』と言われることがあるので、そこは彼女を理解できるかなと思います」
普段は甘いものが大好き。
「お店でデザートを頼むときも『どれが一番ボリュームありますか?』と聞いちゃうぐらい。舞台中は風邪を引かないよう糖分の摂りすぎには気をつけますが、オフは大好きなお菓子をつまみながら家でゴロゴロするのが至福のときです」と笑う。
30代のテーマのひとつは「脱力」。
「まわりの同世代と比べて頭がカチカチなタイプなんですよ。一度こうと決めたらガンコで融通がきかず、20代はそれで自分の首をしめていたところがありました。30代に入っていい意味でストライクゾーンが広がってきましたが、この10年でもっと楽に力の抜ける大人になれたらと思っています」
文:みやじまなおみ 写真:吉川信之(機関誌「済生」2016年12月)
ヘアメイク:平井寛功
スタイリスト:岩田麻希
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『お気に召すまま』
世界的演出家マイケル・メイヤーがシェイクスピアの傑作喜劇「お気に召すまま」の設定を1967年に置き換え、サンフランシスコで10万人を集めたロックフェスティバル「Summer of Love」を舞台にポップでロック、ロマンチックな”恋のゲーム”に仕立てる。マイコさんは柚希礼音(ゆずきれおん)さん演じるロザリンドと行動を共にする従妹(いとこ)のシーリア役。
●出演:柚希礼音、ジュリアン、橋本さとし、マイコ、小野武彦 ほか
●作:ウィリアム・シェイクスピア
●演出:マイケル・メイヤー
●2017年1月4日(水)~2月4日(土)日比谷シアタークリエ(東京・千代田区有楽町)にて上演予定