済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
今年から狭いベランダでプランターを置いて琉球朝顔を育てた。8月ごろから毎朝、大海のようなブルーの花を咲かせた。目の覚めるような鮮やかな色彩だ。陽が沈むころには萎(しぼ)んでいった。
それが夏を過ぎても律儀に花を咲かせる。これが12月に入っても続いた。
小学生のころ、夏休みに庭で朝顔を栽培した。夏休みの半ばぐらいで枯れていった。朝顔は、夏の風物詩のはずだ。東京の入谷鬼子母神の朝顔市も7月上旬である。それが琉球朝顔は、違う生態だ。
俳句をたしなむ人に話すと、「朝顔は秋の季語だ。俳句をやる人の常識」と教えてくれた。
RUMOUR(うわさ)という英単語をずっと「ルモア」と発音すると思ってきた。最近になって「ルマー」と発音すると知った。
私たちの中学生時代は、簡単に利用できる英語の音声教材は、ラジオしかなかった。NHKの「ラジオ英会話」と文化放送の「百万人の英語」である。話すことより読むことが重視された時代だった。
最近、知らないこと、誤って覚えたことがたくさんあると実感する。もっと勉強しなければと思う。
研究社の「新和英大辞典」が座右の書である。日本語48万語が収録された優れものだ。一日に数回は引く。大概、日本語に対応する英語を見つけられる。簡単なコメントがあるので、百科事典的に使える。
今日の朝刊で「窃盗症」について報道されていた。衝動的に万引きを繰り返す精神疾患である。裕福な人が数百円の品を万引きする。
辞典を引くと、「窃盗狂」として「KLEPTOMANIA」が記載されていた。同義であるので、記憶した。英語も一緒に覚えると興味が増し、記憶も固定する。
人間の頭脳は、使用していない部分のほうがはるかに多い。何歳になっても学び、知識量を豊かにできる。知識は、増えるほど記憶できる。記憶は、他の知識と関係づけることによって固定化する。
「新和英大辞典」に収録されている言葉を毎日コツコツ勉強する。専門的に取り組む医療、福祉、環境、人権について収録されていない専門用語を発見すると、一層張り切る。日々、こんなささやかなことに楽しみを発見している。
1946年富山県高岡市生まれ。69年東京大学法学部卒業、厚生省に入る。自治省、総務庁、在英日本大使館、厚生省社会・援護局長などを経て2003年環境事務次官に就任。08年5月から済生会理事長。現在、日本障害者リハビリテーション協会会長、富山国際大学客員教授なども務めている。著書に「環境福祉学の理論と実践」(編著)「社会福祉の原理と課題」など多数。