済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
済生会明和病院のある三重県明和町で6月2日、第31回斎王まつりが町をあげて開催されました。さわやかな風と好天に恵まれ、大盛況でした。
斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に奉仕した皇女です。普段は伊勢から約20㎞離れた明和町の斎宮に起居して遥拝し、年数回、神宮に赴いて神事に携わりました。昭和58年に斎宮跡が発掘されたのを機に「まつり」が始まり、毎年6月の第一日曜に開かれています。
まつりの中心となるのが斎王の行列です。斎王が、都から伊勢に5泊6日で旅した斎王群行にちなんだもので、古代から南北朝まで続いた習わしです。本来、群行は9月に行われ、都の話題が群行一色になったことが「源氏物語」をはじめさまざまな文書に残されています。
三重県済生会は「地域に根付こう」をモットーにしており、職員も行列の一員として古式ゆかしく雅やかな王朝絵巻の再現に参加しました。写真は、中央が斎宮の祓川(はらいがわ)で禊(みそぎ)をする斎王です。
今年は伊勢神宮の20年に1度の式年遷宮の年で、10月の内宮・外宮の遷御に向け、すでにさまざまな行事が続いています。伊勢市民は地区ごとに行事への参加日が決まっており、にぎやかさが一層、増します。ぜひ伊勢の地にお立ち寄りください。
済生記者:米奥 泰宏