社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2013.06.06

古式ゆかしく斎王(さいおう)まつり


済生会明和病院のある三重県明和町で6月2日、第31回斎王まつりが町をあげて開催されました。さわやかな風と好天に恵まれ、大盛況でした。

斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に奉仕した皇女です。普段は伊勢から約20㎞離れた明和町の斎宮に起居して遥拝し、年数回、神宮に赴いて神事に携わりました。昭和58年に斎宮跡が発掘されたのを機に「まつり」が始まり、毎年6月の第一日曜に開かれています。

まつりの中心となるのが斎王の行列です。斎王が、都から伊勢に5泊6日で旅した斎王群行にちなんだもので、古代から南北朝まで続いた習わしです。本来、群行は9月に行われ、都の話題が群行一色になったことが「源氏物語」をはじめさまざまな文書に残されています。

三重県済生会は「地域に根付こう」をモットーにしており、職員も行列の一員として古式ゆかしく雅やかな王朝絵巻の再現に参加しました。写真は、中央が斎宮の祓川(はらいがわ)で禊(みそぎ)をする斎王です。

今年は伊勢神宮の20年に1度の式年遷宮の年で、10月の内宮・外宮の遷御に向け、すでにさまざまな行事が続いています。伊勢市民は地区ごとに行事への参加日が決まっており、にぎやかさが一層、増します。ぜひ伊勢の地にお立ち寄りください。

済生記者:米奥 泰宏

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