社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2014.01.30 保護観察対象者が介護体験 利用者さんと交流

職員指導の下でベッドメーク
職員指導の下でベッドメーク
レクリエーションに参加
レクリエーションに参加
食事の配膳
食事の配膳

山口地域ケアセンター在宅複合型施設やすらぎで、昨年11月から1月にかけて5回にわたり、保護観察中の人たちがボランティアで介護の仕事に従事しました。
山口保護観察所から依頼を受け、刑務所等から出所した人たちが社会復帰するための支援として、当センターは介護体験の場を提供しています。

期間中は1日2~3人、延べ13人が職員や利用者さんとのコミュニケーションを図りながら、1回につき4時間ほど介護の仕事を学びました。普段、行われる福祉系の学生の実習と同様に、食事介助やシーツ交換、入浴介助、レクリエーション活動を体験。介護の専門用語がわからなかったり、利用者さんとどのように話したらよいか戸惑ったりしていましたが、職員に尋ねながら熱心にこなしていました。

5回すべてに参加した10代の男性は、「利用者さんと年齢が離れすぎて、共通の話題で話をすることに苦労した」「シーツが職員のようにピンと張れず、難しかった」と言っていましたが、最終日には職員からベッドメーキングを任されるほどの技術を身に付けました。50代の女性は、利用者さんから「これからもいろんなことがあるけど、がんばってね」と声をかけられ、「自分から思い切って話しかけてよかった」と穏やかな笑顔で話してくれました。
利用者さんから「ありがとう」「がんばってね」と言っていただくことは、職員でも活力になります。保護観察対象者の皆さんの心にもきっと響いたと思います。

保護観察中の人たちが地域で就労できるよう全国で取り組みが行われています。当センターでの経験も、自立や社会復帰に役立ってほしいと願っています。

山口地域ケアセンター済生記者:西川 愛子