済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約66,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
富山市の済生会富山病院に8月1日、”臨時職員”として3頭のヤギがやってきました。勤務期間1カ月、「ゆき」「たくろう」「メリー」のミッションは、除草! 昨年まで敷地の草取りは、院内でボランティアを募り、人の手で行っていましたが、今年は今話題のヤギによる「エコ除草」を取り入れました。
勤務初日。左からメリー、たくろう、ゆき
“入職”した金曜日は、知らない場所に戸惑ってか、職員専用出入口近くに建てた小屋の中で小さく震えていました。しかし、2日間の休みですっかりくつろぎ、翌週月曜日は余裕で初仕事。正面玄関前の庭を食べてもらいました。
ゆきは生後4カ月、たくろうとメリーは生後3カ月。年長さんのゆきが草を食べながら動けば、たくろうとメリーが後をついていきます。その光景に患者さんや職員からは「かわいい~」との声がかかり、”アニマルセラピー”の効果も期待できそうです。うわさを聞きつけて近所の方も来られ、勤務数日ですっかり当院のアイドルになりました。
ヤギやヒツジ、ダチョウによく似たエミューによる「エコ除草」は、線路わきや太陽光パネルを覆う雑草の処理に使われています。草刈り機よりCO2排出や費用の削減効果があると注目され、全国各地で広まっています。
「たくろう」と「拓郎」院長
3頭のヤギは、富山県中新川郡の「あるぺん村」の所属です。草地管理用にレンタルされていて、ミッション期間中は当院で付けた名前で呼んでいます。「ゆき」は『アルプスの少女ハイジ』のヤギから、「メリー」は『メリーさんのひつじ』から。「たくろう」は歌手の吉田拓郎さんから? ワインの辰巳琢郎さん? 「GLAY」のTAKUROさん? いやいや。では経済評論家の森永卓郎さん? No、No! ……当院の院長が「三崎拓郎」なのでした。
済生会富山病院 済生記者:武波 のどか