済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
国内で初となる「小児プライマリケア認定看護師教育課程」が、済生会横浜市東部病院で開講しました。スタートの4月8日、看護師特定行為研修との合同で行なわれた入講式には、当院職員や地域の医療関係者ら22人が出席しました。
この教育課程は、日本看護協会認定の「小児救急看護認定看護師」に、医師の指示の下に高度かつ専門的な技術を提供できる「特定行為」を組み込み「小児プライマリケア認定看護師」として養成するものです。
一期生となる2021年度入学生は9人。1年間、平日毎日、朝から夕方まで講義や実習が行なわれます。788時間履修し、1月の修了試験に合格すると小児プライマリケア認定看護師の受験資格を得ることができます。
カリキュラムは、救急場面のみならず、外来や地域などのプライマリケアの場でも、子どもの健康問題に対応できる能力を身につけるもので、小児科外来や救急外来のほか、当院に併設の医療型障害児入所施設サルビアで、重症心身障害児のケアの実習も行ないます。
入講式で済生会本部の町屋晴美・看護室長は、「皆さんは看護職のひとつの憧れであり、希望でもあります。これからの研修期間は長くつらいことがあるかもしれないが、その後の活躍を思い描いて明るく研修に臨んでいただきたい」と挨拶しました。
当院の渡邊輝子看護部長は「小児プライマリケア分野は、医療的ケアが必要な子どもが社会で健やかに育っていけるように看護すること、また、児童虐待の予防や早期発見について看護を通して解決策を見出す知識や技術を身につけていく場です。健康に気をつけながら研修に取り組んでほしい」と入講生にエールを送りました。
横浜市東部病院 広報推進室 荒木愛美(済生記者)