社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2021.02.28

神栖済生会病院がオンラインで済生会フェア

もしばなゲーム
かみす防災アリーナ

 <茨城>神栖済生会病院が2月28日、人生の最終段階における医療とケアを考えるイベント「済生会フェア・終活フェス2020」をかみす防災アリーナにて無観客オンラインで開催、YouTubeでライブ配信しました。当初は昨年12月5日に本会場で開催する予定でしたが、新型コロナ感染症の拡大により開催を延期していました。

 終活とは自分の人生が終わるとき、どこでどのように過ごしたいか。家族や医療従事者らと事前に話し合い、それを共有することです。厚生労働省は「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」と呼び、その普及・啓発活動を行なっています。当院は在宅医療・介護連携推進事業として2018年から神栖市、鹿島医師会、筑波大学総合診療科等と連携して終活フェスを実施、今回が3回目の開催です。

 午後1時、石田進・神栖市長が「今日は自分の人生をちょっと立ち止まって振り向いてほしい。済生会フェアは地域の医療を考える契機にもなると思う」と挨拶した後、中村慶春・神栖済生会病院院長が開会を宣言しました。

 プログラムは、鹿嶋市の清真学園高等学校・中学校の生徒による「人生の最期」をテーマにした演劇の録画映像の配信からスタート。祖母が「病気で話すことができなくなったとき延命治療はしないでほしい。でも、縁起でもないからこのことは二人だけの秘密」と中学生の孫娘と約束する。4年後、祖母が危篤状態なり孫娘とその家族はどう判断するのか!?というストーリーで、生徒も脚本に参加しました。

 神栖市の長照寺住職・吉本栄昶(よしもとえいしょう)さんは、「人生の最終段階における心構え」と題し講演。弁護士の安重洋介氏は相続や遺言など法律を解説。最後に「もしバナカード」と呼ばれる人生の最期についてゲームを通して話し合うツールを、吉本氏、安重氏、当院職員の4人が実演・紹介しました。

 イベントの企画責任者を務め、神栖済生会病院で総合診療医として地域医療に取り組む細井崇弘・内科医長は、「もしものときは誰にでも訪れる。自分の人生の最期について、周囲の大切な人たちと考えるきっかけを作ることが大切。すべての人が望んだ人生を最後まで生きてほしい」と話しました。

神栖済生会病院 済生記者 谷田薫

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