社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2023.09.01

福地 桃子 さん

福地 桃子 さん

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で北条泰時の妻・初役を演じるなど、活躍目覚ましい若手女優の一人。初舞台『橋からの眺め』を控え、観客の前で生の芝居をすることについて、現在の心境を聞きました。また、演出陣に言われて今も大切にして […]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で北条泰時の妻・初役を演じるなど、活躍目覚ましい若手女優の一人。初舞台『橋からの眺め』を控え、観客の前で生の芝居をすることについて、現在の心境を聞きました。また、演出陣に言われて今も大切にしている言葉とは?

 人気のNHK朝ドラ、大河ドラマに出演し、世間の認知度が急上昇中。「作品、共演者に恵まれている」と謙遜しつつも、「いただいた脚本を自分の身体を使ってどう表現するか、現場で話し合いながらていねいにつくり上げていきました」と充足感をにじませる。朝ドラオーディションでは、「とても頑固だね。でも、この役をやってもらう意味がそこにある」と評され合格。「これまでも何度となく言われ、自覚もしていただけに、頑固=悪いと決めつけていましたが、言葉の印象が変わりました。もちろん一方的に我を通すのはダメ。でも、短所として矯正する努力は今はいらないのかもしれないと、すごくうれしかった思い出があります」

 腑に落ちないことをそのままにできない性格は、舞台『橋からの眺め』でも遺憾なく発揮されるに違いない。演出のジョー・ヒル=ギビンズからは「この作品はとても有名な悲劇だけれど、登場人物たち自身は、誰一人悲劇だと思っていない。役として良い方向へ向くように歩いて行く気持ちを最後まで持っていてほしい」と言われたそう。「私はその言葉を“役の人生を真剣に生きること”と受け取りました。舞台作品は初めてですが、心を開放して臨みたいと思っています」

 家では料理が気分転換になっているとか。「とにかく野菜を刻むのが好き(笑)。最近はチヂミ作りに挑戦しています。旅行も自由にできるようになったので、いろんな場所に行き美味しいものを食べたいです」

文:みやじまなおみ 写真:安友康博(機関誌「済生」2023年9月)
ヘアメイク:秋鹿裕子(W)
スタイリスト:ゴトウカナエ

舞台『橋からの眺め』

舞台『橋からの眺め』

イタリア系アメリカ人の港湾労働者エディは、妻と17歳になる最愛の姪キャサリンとの3人暮らし。幼くして孤児となった姪を引き取り、ひたすら幸せを願って育ててきた。そこへ妻の従兄弟マルコとロドルフォが同郷から出稼ぎ目的で密入国してくる。最初はエディも歓迎するが、キャサリンが色男ロドルフォに徐々に惹かれていくようになると態度が豹変。自分の気持ちを抑えきれなくなったエディがとった最後の手段とは……。

●作:アーサー・ミラー
●翻訳:広田敦郎
●演出:ジョー・ヒル=ギビンズ
●出演:伊藤英明、坂井真紀、福地桃子、松島庄汰、和田正人、高橋克実

【東京公演】92(土)~924(日)東京芸術劇場 プレイハウス

【北九州】101(日)J:COM北九州芸術劇場 大ホール

【広島】104(水)JMSアステールプラザ 大ホール

【京都】1014(土)・15(日)京都劇場

福地 桃子 さん


このアイコンがついている写真はクリックすると拡大できます