済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
写真はクリックすると
拡大できます
埼玉県久喜市・済生会栗橋病院で、江戸時代から現代までの看護師の制服を紹介する「白衣の歴史ファッションショー」が5月16日、開催されました。5階講堂に手作りのステージが設けられ、各時代の白衣に身を包んだ現役の看護師がウォーク、会場を訪れた約130人に披露しました。
昨年に続き2度目の企画で、今回は初めて江戸時代も披露されました。「看護師」という言葉はまだなく「看病中間(かんびょうちゅうげん)」と呼ばれていたことなど、時代背景を紹介するナレーションの後に、モデルがスポットライトを浴びて登場。当時は白衣もなく、着物の袖をたすきで留めて、女性は髪を白い手ぬぐいで覆っていました。江戸時代のわらべ歌にのってモデルはステージを歩きながら緊張の面持ちでポーズをとっていました。
モデル17人は全員当院の看護師で、15種類の白衣を着用し、各時代の流行歌に合わせて披露しました。男性看護師用の白衣ができたのは平成初期、昭和20年代は白衣とともに軍服、40年代には学ランも登場し、会場からは歓声が上がっていました。
会場を訪れた昭和50年代の看護師は「当時は綿で乾きにくかった」と白衣の思い出を語り、70代の入院患者は「懐かしくて涙が出そうになった」と目を潤ませながら話していました。
ファッションショーは、ナイチンゲールの誕生日5月12日にちなんで制定された「看護週間」のイベントの一つ。このほかに健康測定や看護・栄養・薬・福祉相談も行われました。白衣は、ナガイレーベン社とオンワード商事が特別に提供してくださいました。
埼玉県済生会栗橋病院済生記者:古瀨裕一