済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
経済連携協定(EPA)に基づき来日して済生会の各施設で研修、25年度国家試験に合格したインドネシア、フィリピンの看護師・介護福祉士が5月26日、東京に集合。”ホッと一息、都内見物”を楽しみました。
済生会では看護師3人、介護福祉士4人が合格。うち6人が、同日、本部事務局で行われた「候補生受け入れ施設意見交換会」に合わせて上京しました。炭谷茂理事長と懇談。日本語そのものや方言と”格闘”した思い出や各施設への感謝を語ったあと、ワンボックス車に乗って都内を回り、東京スカイツリーへ。展望台まで昇る予定でしたが、強風が吹き荒れたため閉鎖。皆さん、本当に残念がっていました。それでも東京ソラマチでお土産を買って、はしゃいでいました。
EPAに基づくインドネシア・フィリピンからの候補生来日は21年度から始まり、25年度までに本会26施設で計47人を受け入れました。うち15人が合格しています。今年度は新たに1施設がベトナムからの候補生を受け入れる予定です。
合格者が都内遊覧をしている間に、指導者らが集まって「意見交換会」が行われました。合格例だけでなく失敗した人のフォロー、学習指導にとどまらず生活全般にまで目配せをしなければならないなど、さまざまな事例が紹介されました。単に労働力不足を補うだけではなく、国際貢献という視点で取り組むべきではないかなどの意見も出され、今後の受け入れに反映させていく予定です。
本部事務局企画課:三浦 弘幸・池田 純子