社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2015.06.04

リンパ浮腫研修会開講、資格があればどなたでも

リンパ浮腫の治療・療養に携わる人を対象にした「リンパ浮腫研修会」が、6月から埼玉県の済生会川口総合病院で始まります。開講は18日の予定で、今後、毎週木曜日に午前8時半から1日かけて行われます。受講料は無料で、資格を満たしていればどなたでも参加できます。

リンパ浮腫は、リンパ管を流れるリンパ液が滞ることで起こる、腕や足などのむくみです。がんが転移したリンパ節を取り除いたり、放射線治療をしたりすることで生じやすいため、乳がんや子宮がん、前立腺がんなどの治療による後遺症の一つとしても知られています。

来訪したオ大・アレックス医師と三原医長(左から2人目)
来訪したオ大・アレックス医師と三原医長(左から2人目)

 当院にはリンパ浮腫専門外来があり、血管外科医2人、形成外科医2人、医療リンパドレナージセラピスト、理学療法士、管理栄養士が専門チームとして治療に携わっています。リンパシンチグラフィ及びICGリンパ管造影検査で患者さんそれぞれのリンパ機能を評価して最適な治療法を選択。手術の場合は低侵襲の顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術(LVA)と弾性ストッキング等の併用で治療に当たるのが特長です。合併症でもある蜂窩織炎(ほうかしきえん)という炎症の発生率も抑制しています。2014年にはイギリス・オックスフォード大学やイタリア・シエナ大学、国内では慶応大学等からも医師の方々が見学に来られました。

研修会は、血管外来の三原誠医長がプログラム構成を担当。手術見学・講義・実技演習などが盛り込まれ、研修会はリンパ浮腫療法士(LT)認定機構の更新講習会としての認定を受けています。治療技術のさらなる向上を目指されている方、リンパ外科治療に興味をお持ちの方、蜂窩織炎の対処に苦慮されている医療者等の参加をお待ちしています。詳細は血管外科リンパ浮腫専門外来をご覧ください。

済生会川口総合病院 済生記者:小川真由美

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