済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
済生会の豊田章一郎会長が3月31日付で退任し、後任に元文部大臣の有馬朗人(ありま・あきと)氏が4月1日付で就任することになりました。豊田会長から高齢に伴う退任の申し入れがあり、3月23日開かれた理事会で後任人事ととともに承認されました。
豊田会長は大正14年生まれの92歳。トヨタ自動車会長時代の平成6年5月、経団連会長に就任し、半年後の9月、平岩外四会長の後任として第12代済生会会長に就きました。以来、22年半にわたり済生会を率いてきました。
済生会は明治44年5月30日、明治天皇の勅語により創設され、初代会長には当時の桂太郎総理大臣が就任。第2代には、”第16代将軍”といわれた徳川家達(いえさと)会長が就き、26年5カ月の在任期間は最長でした。豊田会長はそれに次ぐもので、戦後では最長です。
新会長の有馬氏は、昭和5年生まれの86歳。東京大学理学部物理学科を卒業し、同大学総長、理化学研究所理事長等を歴任。平成10年7月から11年10月まで小渕内閣で文部大臣を務めました。原子核物理学の専門家で、文化勲章を受章しています。現在は学校法人根津育英会武蔵学園長、公立大学法人静岡文化芸術大学理事長など。
俳人としても知られ、学生時代に山口青邨に師事し、句集「天為」が俳人協会賞に輝いたのをはじめ数々の受賞歴があり、現在、句会「天為」を主宰しています。