手足口病、減少傾向になるも全国で警報レベル続く
手足口病の流行に減少の兆しが見え始めましたが、いまだに多くの地域で警戒が必要な状態が続いています。
全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、7月31日~8月6日までの週で定点あたり9.51人。前週比で約3%減となりましたが、警報基準値(5.0人)を上回った地域は、39都道府県と全国で流行が続いている状態です。都道府県別の上位3位は、福井(23.32人)、新潟(21.21人)、石川(18.17人)で、いずれも北陸地方で警報基準値を大幅に上回っています。<国立感染症研究所調べ>
手足口病の主な症状は手のひらや足、口の中にできる水ぶくれや、38~39℃程度の発熱です。ウイルスは飛沫感染や接触感染をするため、こまめな手洗いをしっかりすることで感染を防ぐよう心がけましょう。タオルを共用することでも感染する可能性があるので、注意が必要です。
高熱や頭痛、吐き気を伴う場合は脳や髄膜にウイルスが侵入している可能性があるので、必ず医療機関を受診してください。
詳しい症状や予防法については症状別病気解説「手足口病」をご参照ください。