手足口病が全国で猛威、警報を発令する地域も
夏に小児を中心に流行する感染症、手足口病が例年を上回る勢いで広がりをみせており、既に16府県で警報レベルとなっています。
国立感染症研究所によると、全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は12週連続で増加しており、6月26日~7月2日までの週は定点あたり3.53人と前週比で46%増、警報基準値(5.0人)を上回った地域は、高知(15.13人)、鳥取(14.42人)、滋賀(9.13人)、香川(8.75人)、宮崎(8.39人)、兵庫(7.23人)、佐賀(7.09人)、和歌山(6.57人)、大阪(6.55人)、熊本(6.44人)、三重(6.24人)、大分(6.17人)、山口(6.02人)、長崎(5.73人)、福岡(5.08人)、愛媛(5.03人)となりました。
東京都内でも流行が拡大しており、7月3日~9日までの週における患者報告数が、都の定める警報基準値を超えたとして注意を呼びかけています。<東京都感染症情報センター調べ>
手足口病の主な症状は手のひらや足、口の中にできる水ぶくれや、38~39℃程度の発熱です。ウイルスは飛沫感染や接触感染をするため、こまめな手洗いをしっかりすることで感染を防ぐよう心がけましょう。
詳しい症状や予防法については症状別病気解説「手足口病」をご参照ください。