済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約66,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
風疹がおよそ5年ぶりに猛威を振るっています。国立感染症研究所によると、11月21日現在の今年の患者数は全国で2,186人にのぼります。風疹の流行期は春~夏ですから、この傾向は来年の夏まで続くと予想され、今のうちに対策をとる必要があります。
テレビや新聞でも大きく取り上げられることが多くなっていますが、なぜ対策の必要性が叫ばれているかご存知でしょうか。
風疹は、妊婦が感染すると、生まれてくる子どもが障害を持つ可能性が高くなる危険な病気です。女性の予防に焦点が当たりがちですが、実は男性の風疹患者数は女性の5倍も多いのです。特に30~50代の男性はワクチンを接種していない可能性が高いため、要注意です。妊婦の感染経路は、パートナーの男性からうつされたケースがかなり多く、男女ともに対策しなければ悲劇は防げません。
抗体検査やワクチン接種など、どんな対策が必要なのか、さらにはワクチン接種時の注意点などを大阪府済生会中津病院の安井良則先生に詳しく解説してもらいました。
風疹は、防げる病気です。今回の流行を受けて、各自治体では検査・接種の費用負担も行われています。ぜひ特集をご覧になり、対策の必要がある場合には、医療機関の受診をお勧めします。