社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2018.07.02 フクシマ支援で、済生会の介護士を派遣

会田さんに入居者から花束が贈られました会田さんに入居者から花束が贈られました

東京電力福島第一原発事故で休止していた福島県南相馬市小高区の特別養護老人ホーム「梅の香(うめのか)」の介護職員不足を補うため、山形県済生会の特養「ながまち荘」から職員が派遣され、7月2日から業務を開始しました。主任介護士の会田(あいた)るみさんが、3カ月間、梅の香の近くに住み込んで介護にあたります。

同市小高区を中心に半径20キロ圏内で平成28年7月、避難指示が解除され、梅の香は翌春の再開を目指しました。しかし、職員の確保ができず、同地区で初の特養再開となったのは今年4月。それでも職員が足りず、定員60に対し7人しか受け入れられなかったため、福島県に介護職員派遣を要請しました。同県から派遣事業の委託を受けた福島県老人福祉施設協議会が全国に呼び掛け、ながまち荘が応じ、第1号として会田さんが出向くことになりました。
2日午前10時30分から仕事始め式が行われました。会田さんは「被災後、(南相馬市)原町からながまち荘に避難してきたおばあさんが、『原町に帰りたい、原町に帰りたい』と言いながら山形で亡くなりました。そのことが心に残っていて、こちらに参りました。皆さんが少しでも元気になれるよう頑張りたい」と抱負を述べました。

梅の香の大内敏文施設長は「今、70人が入居を待っています。会田さんの力を借りて、遠くに避難して帰れない方たちに何とか帰ってもらいたい」と歓迎のあいさつをしました。

済生会では今後、会田さんの後にながまち荘から別の1人、その後、やはり山形県済生会のやまのべ荘から1人がそれぞれ3カ月間、赴くことになっています。さらに、済生会の特養施設長でつくる全国済生会福祉施設長会も、各施設に支援を呼びかけています。

ながまち荘済生記者:三浦真澄

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