済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
炭谷理事長
イベントはYouTubeでライブ配信された
済生会の炭谷茂理事長が、6月27日東京国際フォーラムで行なわれた東京都主催「ソーシャルファーム普及啓発キックオフイベント」で基調講演。障害者も健常者も一緒に一般企業で働く「インクルーシブ就労」を語りました。
済生会の一例として、〈東京〉中央病院の看護助手・長山直さんが、ベルリンで行なわれた知的障害者のスペシャルオリンピックスの日本代表に選ばれたことを紹介、インクルーシブ就労は障害者の人権の向上につながることを話しました。済生会は令和5年度からスタートした第3期中期事業計画で全国でソーシャルファームの設立をはじめとする「インクルーシブ社会」の実現を目指しています。
このイベントは令和元年に東京都が制定した「都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例」に基づき、ソーシャルファームのさらなる普及を目指し、社会的気運の醸成や企業創設・活動を後押しするために開かれました。
主催者挨拶で小池百合子東京都知事は「東京都認証ソーシャルファーム」に33事業所が認証されていることを報告。新たな取り組みとして、シンボルマークとともにソーシャルファームに関わる事業者・労働者に対し支援を行なう「TOKYO SOCIAL FIRM ACTION」を説明しました。
そのほか事例発表では、ロボットを遠隔操作して接客を行なうカフェを運営する株式会社オリィ研究所やジョブコーチを含む障害者雇用管理体制を確立している株式会社パルラインの発表がありました。
本部広報室