済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
ベトナム社会主義共和国から外交関係樹立50周年の機会に、同国に招待された済生会総裁 秋篠宮皇嗣殿下は、その公式予定の中の24日、ベトナム・ダナン市内で、済生会病院で研修を受けたダナンがん病院の医師とご懇談されました。
殿下とのご懇談の席では、炭谷茂理事長から済生会とダナンがん病院の関係について概略説明の後、研修を受けた医師11名から済生会の病院で学んだ医療技術が、ダナンがん病院で着実に展開されている状況や最初に研修に来たグエン・タン・フン医師が副院長といった経営幹部になるなど、病院の診療体制を支える中核的な役割を担っている状況などについて説明がありました。
また、殿下より、ダナンがん病院の患者さんの癒しの環境づくりのためにと、絵画を寄贈していただきました。
なお、ご懇談に先立ち、炭谷茂理事長がダナンがん病院を訪問、チャン・トゥー・クイ院長とコロナ禍で中断していた研修受け入れ事業の再開に向けて懇談しました。
ダナンがん病院は、平成25年「ダナン恵まれない女性と子供を支える会」を母体に開院した、ベトナム中部地域で最初の専門病院です。
ダナン市には医科大学が無く、がん領域のレベルを高める教育や研修が喫緊の課題でした。本会では、平成27年には国際連携推進委員会を開催し、ダナンがん病院との人材育成事業を実施していくこととなり、同年7月には炭谷茂理事長が現地病院を訪問し、医師をはじめ人材交流・育成を進めるための「ヘルスケア連携事業に関する包括覚書」を締結しました。
済生会横浜市南部病院が2名の研修生を受け入れて以降、令和元年までの6年間で合計15名の医師を受け入れてきました。コロナ禍で中断していた研修受け入れ事業は、来年度から再開予定です。
本部 総合戦略課