社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2018.08.03

総裁・秋篠宮殿下が西日本豪雨被害の広島をご訪問

 済生会総裁の秋篠宮殿下が7月26日、広島県坂町の済生会広島病院と同町小屋浦の特別養護老人ホームたかね荘こやうらをご訪問になり、西日本豪雨災害による被害状況をご視察になりました。

被災した広島病院職員にお声をかけられる秋篠宮殿下

被災した広島病院職員にお声をかけられる秋篠宮殿下

炭谷茂理事長、広島病院・隅井浩治院長(広島県済生会支部長)、同院・角田幸信名誉院長、呉病院・松浦秀夫院長、介護老人保健施設はまな荘・山田勝士施設長、特別養護老人ホームたかね荘こやうら・神八啓二施設長らが出迎える中、殿下は午前11時30分頃同院にご到着。隅井院長らから被災状況と病院・施設の対応について説明を受けられた後、院内を回られました。

被災したたかね荘こやうら入居者にお声をかけられる秋篠宮殿下

被災したたかね荘こやうら入居者にお声をかけられる秋篠宮殿下

殿下は、被災した職員10人に対して「大変な苦労をなさいましたね」などと苦労をねぎらわれました。
被災職員の中には、大規模な土砂崩れのため鉄道が使えず、通常の3倍近い時間を要して渋滞する国道を運転し通勤する人も。殿下は同院の対応状況について、「自治体の要請を受け、住民が避難した坂町避難所と熊野町避難所に診療班を派遣。医師、看護師、医療技術者が交代で避難住民の診療にあたった」との説明を受けられました。

その後、同町で特に被害が大きかった小屋浦地区を訪問。同地区の避難所となっている小屋浦ふれあいセンターをご視察後、特別養護老人ホームたかね荘こやうらをご訪問になりました。

被災したたかね荘こやうら職員にお声をかけられる秋篠宮殿下

被災したたかね荘こやうら職員にお声をかけられる秋篠宮殿下

たかね荘こやうらでは、殿下は入居者さん一人ひとりにお顔を近づけて、「お体の具合はいかがですか」「元気で過ごしてくださいね」と優しく声をかけられました。また、同施設の被災職員にもお声をおかけになり、職員は声を詰まらせながら、大雨の中、避難する様子を説明していました。

被災地では道路や川から土砂を取り除く作業が各所で行われていますが、道路や鉄道の復旧は長期化が予想されます。元の生活を取り戻せる見通しが不透明な中、不安を抱えながらも患者さんや入居者さんのために振る舞う職員に、秋篠宮殿下は励ましのお言葉をかけられていました。

済生会広島病院 済生記者:細川佳緒理
特別養護老人ホームたかね荘 済生記者:谷川 真

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