済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
総裁・秋篠宮皇嗣殿下への済生会の令和2年度業務報告が19日午前11時から秋篠宮邸と東京港区の済生会本部事務局を結びWEBで行なわれました。新型コロナウイルス感染症の第4波が全国的に拡大していると炭谷茂理事長が説明しましたが、殿下は感染の拡大に深いご憂慮を示されました。
済生会は40都道府県で81病院を展開し、14日現在、56病院で計465人が入院、うち重症者は22人で、いずれも第3波のピークを大きく上回っています。19日のご説明に先立ち、17日東京、神奈川、大阪、岡山、福岡の6病院の院長と埼玉、大阪、岡山の3つの特養の施設長等から新型コロナウイルス感染症対応状況を聴取。その結果をもとに炭谷理事長が、首都圏は高止まっているが、医療関係者の懸命な尽力で対応されている一方、大阪は依然、重症者が多く一般診療を圧迫、岡山・福岡も大阪をなぞるような傾向――との各院長の印象をご説明しました。
皇嗣殿下は変異株の影響についても質問され、炭谷理事長は「大阪では基礎疾患のない30代の方が短期間で重症化した症例もあり、感染力も強いようです」と答えました。大阪の死亡数が東京を上回っていることや、感染が大都市部だけでなく全国に拡大しているとの説明に、殿下は大変心配されていました。
この報告は、総裁に定期的に済生会の事業状況をご説明するものです。昨年度の患者数や福祉施設の利用者数、生活困窮者支援事業などについても報告しましたが、時間の大半は新型コロナウイルス感染症のご説明に費やされました。
本部事務局総務課