新型コロナ受け入れ患者数最多、看護師派遣も
沖縄・浦添総合病院に派遣された佐賀・唐津病院の中川真佐美さん(左)と岡山済生会総合病院の正月谷 暢さん
済生会病院に入院している新型コロナウイルス感染症の患者数が、8月27日現在678人と、これまでの最多を記録しました。
済生会は全国に81病院あり、そのうち新型コロナの専用病床を持たない14病院を除く67病院の入院患者状況を毎週金曜日に集計しています。その結果、新規入院が473人、新規退院が438人で前週より35人増えて678人となりました。このうちECMOや人工呼吸器装着等の重症患者は54人で、前週より7人増え、こちらも最多となりました。
67病院の新型コロナ専用病床は992で対応していますが、首都圏や近畿圏など地域によってはひっ迫し、予断は許されない状況にあります。そうした中、自治体からはさらなる専用病床の増加要請が入っており、救急病床を削減して要請に応えるべく検討に入った病院もあります。
また、国の要請に基づき、6病院から7人の看護師が8月3日から31日まで医療崩壊の危機にある沖縄県の2病院に派遣され、重症者に対応しました。9月はさらに各地の病院から東京都立病院や埼玉県の医療施設に計4人の看護師が派遣されます。
新型コロナウイルス対策本部