総裁 秋篠宮皇嗣殿下の熊本県済生会へのご訪問について 令和8年熊本地震における熊本病院、みすみ病院の災害支援活動の報告および被災職員へのお見舞い
済生会総裁・秋篠宮皇嗣殿下は、9月1日に熊本県熊本市の済生会熊本病院および宇城市の済生会みすみ病院をご訪問になり、令和8年熊本地震における被災状況と両病院の災害支援活動をご視察になるとともに、被災された職員へお声がけをされました。
殿下は、潮谷義子会長、炭谷茂理事長(本部)、副島秀久支部長(熊本県済生会)、中尾浩一院長(熊本病院)、吉岡正一院長(みすみ病院)らのお出迎えを受け、午後1時30分頃に済生会熊本病院、午後4時30分頃に済生会みすみ病院にご到着になりました。中尾院長、吉岡院長らより、発災から今日までの被災状況および両院の取り組みについてそれぞれご説明をお受けになった後、両院内をご視察になり、被災された職員へお声がけをされました。
済生会熊本病院でのご視察
はじめに、コングレスルームにて、中尾浩一院長から病院の活動状況等について説明を受けられました。
中尾院長からは、当院が地震発生直後から災害対策本部・医療指揮所・トリアージブースを設置し、熊本県よりDMAT活動拠点本部の設置要請を受けて県央南地域の災害医療拠点として運用を開始したこと、発災後1週間で445件の救急患者を受け入れ、外傷患者が全体の約4割を占める中、オーバーベッドの状況が続きながらも救急医療・高度医療を維持し続けた状況についてご説明がありました。また、DMATの活動状況については熊本県央南拠点本部長を務めた佐藤友子救急科部長よりご説明がありました。
次に、全国の済生会病院から支援に入った看護師らの活動について、牛島久美子看護部長から殿下へご説明がありました。牛島看護部長からは、発災直後から外傷患者の対応に追われた状況や、職員の疲弊が懸念される中でも医療を継続した当時の様子が伝えられました。殿下は「支援に当たられた皆さまに、どうぞよろしくお伝えください」とお言葉をかけられました。
続いて、今回の地震によって自宅が被災するなど影響を受けた職員へお声がけになりました。被災職員からは、住居の確保や生活再建などの課題に苦労しながらも医療現場を支え続けた状況が伝えられ、殿下は一人ひとりを労われました。
その後、発災当時の活動現場をご視察になり、中尾院長から発災直後のトリアージや透析患者の受入れ・広域搬送調整の様子についてご説明を受けられました。

熊本病院・中尾院長による発災直後の院内の模様のご説明

熊本病院・被災された職員へのお声がけ
済生会みすみ病院でのご視察
午後、殿下は宇城市三角町の済生会みすみ病院にご到着。吉岡正一院長らのご出迎えの中、被災状況や病院の活動状況について説明を受けられました。
2階研修室では、吉岡院長から病院の対応状況についての説明を受けられた後、断水が続く中で自衛隊や巡視船を活用した給水活動、エレベーター停止下での配膳など、困難な状況で患者の「食と生活」を守り続けた取り組みについてご報告がありました。益田るみ診療支援部栄養管理室室長からは「使い捨て容器を活用しながら患者さんの食事を途切れさせなかった」と報告があり、殿下はその努力を称えられました。
また、被災した職員へもお声がけになりました。今回の地震では職員の多くが居住地で震度6弱以上の揺れを経験しており、自宅が半壊・一部損壊した職員も多数いる中、懸命に勤務を続けた状況について報告を受け、殿下は労いのお言葉をかけられました。
屋外ではかつて自衛隊等が給水を行なった受水消火水槽をご視察になり、吉岡院長から発災直後の給水確保の経緯についてご説明をお聞きになりました。
済生会みすみ病院では、震災により周辺地域が甚大な被害を受けたため、外傷患者を受け入れるとともに、済生会熊本病院と連携しながら地域医療を支え続けました。

みすみ病院・吉岡院長による自主給水作業のご説明

みすみ病院・被災職員へのお声がけ
全国の済生会病院は、国の要請に基づきDMATや看護師を被災現場等に派遣したほか、熊本病院・みすみ病院への看護師等の人的支援を交代で実施し、物資支援も行なうなど、グループ一体となった災害支援活動を展開しました。
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