第142回 晩秋の韓国
想像したよりも暖かだった。日本と同じスーツで十分だった。アメリカ人だろうか観光客には半袖姿の人もいた。 「非常戒厳」による混乱前の11月中旬だったか、4度目の、妻と一緒の韓国旅行である。最初は、18年前の12月中旬で […]
第141回 感傷旅行
最近、思い出の土地をもう一度訪れたいという気持ちに駆られる。 今から45年ほど前、福井県庁に出向し3年間福井市で過ごした。土日もなく、深夜に及ぶ仕事が多かった霞が関での生活に比べると、別世界だった。ゆったりとした日々 […]
第140回 ムダを省く生き方
もう「笑点」か。夕方のテレビを見ると、いつも感じる。つい先日見たように感じる。 年齢を重ねると時間が早く過ぎると昔、老人がこぼしていたが、自分が実感する身になった。相当以前に「チコちゃんに𠮟られる!」でこのテーマを扱 […]
第139回 栄華の跡
今年も夏は、過ぎていく。今年は、昨年よりも厳しい夏だった。台風の襲来や南海トラフ地震注意報の発令があったが、海水浴場にはたくさんの人が押し掛けた。 夏休みが終わった今ごろは、静寂さを取り戻しただろうか。 50年ほど […]
第138回 祭りの遠景
8月に入ると方々(ほうぼう)から祭りの音が聞こえてくる。新型コロナで中断していた祭りが各地で再開され、参加者は、以前より増えたようだ。 浴衣姿の若い子が目立つ。外国人が多くなったのも大きな変化だ。町は、活気を取り戻し […]
第133回 廃用性症候群からの脱出
2月初め、6日ばかり風邪をこじらせて家で寝ていた。身体を動かすのは食事やトイレのときくらい。食欲がなく、おかゆとリンゴぐらいですませた。人生で初めての経験だった。