第140回 ムダを省く生き方
もう「笑点」か。夕方のテレビを見ると、いつも感じる。つい先日見たように感じる。 年齢を重ねると時間が早く過ぎると昔、老人がこぼしていたが、自分が実感する身になった。相当以前に「チコちゃんに𠮟られる!」でこのテーマを扱 […]
第139回 栄華の跡
今年も夏は、過ぎていく。今年は、昨年よりも厳しい夏だった。台風の襲来や南海トラフ地震注意報の発令があったが、海水浴場にはたくさんの人が押し掛けた。 夏休みが終わった今ごろは、静寂さを取り戻しただろうか。 50年ほど […]
第138回 祭りの遠景
8月に入ると方々(ほうぼう)から祭りの音が聞こえてくる。新型コロナで中断していた祭りが各地で再開され、参加者は、以前より増えたようだ。 浴衣姿の若い子が目立つ。外国人が多くなったのも大きな変化だ。町は、活気を取り戻し […]
第133回 廃用性症候群からの脱出
2月初め、6日ばかり風邪をこじらせて家で寝ていた。身体を動かすのは食事やトイレのときくらい。食欲がなく、おかゆとリンゴぐらいですませた。人生で初めての経験だった。
第131回 心での初詣
18歳まで日本海に面した富山県高岡市で暮らしていた。小さいころは元旦になると、近くの関野神社に三つ年上の姉と初詣に行くのが常だった。優しく美しかった姉は、初詣客で混雑する中、私に気遣いながら、神殿に向かう。