社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2013.02.20

福井県済生会病院が「日本経営品質賞」を受賞


福井県済生会病院が今年度の「日本経営品質賞」に輝き、2月20日、東京・ロイヤルパークホテルで表彰式が行われました。
同賞は日本生産性本部が1995年に創設。「顧客の視点から経営を見直し、自己革新を通じて顧客の求める価値を創造し続ける組織」を表彰する制度です。17年間で31組織が受賞していますが、職員350人以上の大規模医療機関では初の受賞です。
受賞理由は次の通りです。

──福井県済生会病院は「患者さんの立場で考える」との理念を、経営幹部が率先して院内はもとよりビジネスパートナーにまで浸透を図っている。同時に、話し合える機会の場、働くことの原点や働き甲斐を大事にする仕組みづくりの結果、垣根を越えて専門職が一体となって治療計画を立てる「クリニカルパス」の高い実施率につながり、診療サービスの標準化等の複合成果を生み、医療サービスの革新を実現。入院と外来双方の「病院満足度ポイント」で全国トップレベルの水準を維持するとともに、従業員意識調査でも全国トップレベルとなっている。従業員満足を起点に患者満足を実現していく変革の推進は、医療業界を超えて、組織開発の範となる──

表彰式には全国の企業・団体から520人が出席。日本経営品質賞委員会の佐々木元委員長(日本電気名誉顧問)から正賞の盾が田中延善院長に、福川伸次委員から副賞のクリスタルトロフィーが登谷(トヤ)大修副院長に手渡されました。佐々木委員長は審査講評で「福井県済生会病院は医療の質と経営の質がバランスよく整っており、他の規範となるものと期待しています」と総括。田中院長は「素晴らしい賞に感動しています。患者さん、連携のスタッフ、ビジネスパートナーなどすべてのステークホルダーに感謝します。病院に差があるとすれば、それは中で働く職員の差であり、本賞の受賞は職員とその家族の力によるものです」と述べました。表彰式には済生会の炭谷茂理事長も出席、受賞の喜びと誇りを分かち合いました。

福井県済生会病院経営企画課:舘 菜摘

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE