社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2016.07.01

ボリビアの女性歯科医、出産した岡山の病院に母子で〝里帰り〟



9年前、岡山済生会総合病院で出産された南米ボリビア人のスレマ・アリアス・マルティスさん(45歳)と、その時の娘さんミカエラ・サユリ・サルセド・アリアスちゃん(9歳)が6月30日、はるばる飛行機で35時間かけ当院に来てくださいました。

スレマさんは当時、岡山大学歯学部のドクターコースの留学生で5年間岡山に滞在、歯科医の免許を取得しました。滞在中に女児を出産、「サユリ」と名付け、赤ちゃんが4カ月のときに帰国し、現在、故国で開業しています。
今回の来日は「出産の時、お世話になった助産師さんの顔は覚えている。けれど名前が思い出せないので会えるかどうか分からない。でも会いたい!」との思いから。さらに、今、ボリビアの学校は冬休み中なので、サユリちゃんに自分が生まれた病院をどうしても見せたかったそうです。

当院のほうも9年間でスタッフが入れ替わり、名前が分からないと在籍していてもシフト勤務の関係で出会えない可能性があります。しかし……顔を出した多田幸子看護師長を一目見て、スレマさんが「ミラクル!」と叫びました。後は、涙、涙の再会となりました。

スレマさんからは「出産は大変だったけど、皆さんには本当によくしていただいた。ありがとうございました」との言葉をいただきました。
祖国から遠く離れた地での初めての出産。本当に心細かったことと思います。当院スタッフの心温まる看護が、時空を超えての〝里帰り〟につながったと確信しています。

岡山済生会総合病院 秘書広報課 毛利 陽子

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