済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
家庭で十分な食事をとれない子どもたちに無料で食事を提供する「はまかぜこども食堂」が10月21日、鳥取県境港市にある済生会の介護老人保健施設はまかぜで初めてオープンしました。市内の小学2~5年生12人が集まり、宿題をした後、みんなでお昼ご飯を食べました。
経済的な事情で十分に食事をとれない子や、子どもだけで食事をとる”孤食”が問題視されていることから、子どもたちが大人とコミュニケーションをとりながら食事をとれる場を作ろうと、はまかぜが境港市に協力を依頼して「こども食堂」が実現しました。市としても初めての取り組みで、対象は、市の学習支援事業に登録している小学生としました。
午前10時、食事に先立ち学習支援事業が行なわれました。学習支援ボランティアをしている児童クラブ(学童保育)の元指導員と市の職員5人が”先生”となり、子どもたちは学校の宿題をしました。普段は週1回、市役所で行なっていますが、今回は初めての場所。集中できるか心配でしたが、「いつもと変わらない雰囲気だった」と子どもたちは気にしていない様子でした。
11時、「はまかぜこども食堂」は食事の準備から始まりました。職員7人で調理した料理を、子どもたちは盛り付けたり配膳をしたりして、テーブルにはビーフカレーとサラダ、ヨーグルト、フルーツが並びました。6人ずつ向かい合わせに座り、5年生の号令で「いただきます」。はまかぜの職員2人も加わり、「カレーおいしい?」「おいしい。おかわり!」など、テーブルには笑顔があふれました。
もう一人の5年生の号令で「ごちそうさま」。自分の食器を下げて洗ったり拭いたりして片付けを終えた後、迎えに来た保護者や市の社会福祉協議会の車で家に帰りました。
今後は毎月第3土曜日にオープンする予定です。
老健はまかぜ 済生記者:松本 大