社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2022.06.25

北海道済生会が健康イベント「ウエルネスフェア」



 新型コロナで休止していた済生会フェアが3年ぶりに参加者を集めて開かれました。北海道済生会が6月20~26日、小樽市の大型商業施設「ウイングベイ小樽」を会場に開催したウエルネスフェアで、期間中、約2,000人が来場。買い物を楽しみながら健康に関する情報に接するイベントが実施されました。

 25日は、スペシャルデイと題し講演会や体験会を実施。ウイングベイ小樽館内に設けられた約1kmのウオーキングコースでは、済生会小樽病院の理学療法士が歩き方のアドバイスや補助具を説明しました。「ムーブメントプラクティス」と呼ばれる最先端の脳・運動活性化理論を用いた介護予防のための体操の体験会も行なわれました。

 講演会では済生会の炭谷茂理事長が「障害者や貧困者など社会的に弱い立場の人々を地域社会が受け入れる『ソーシャルインクルージョン』という理念に基づいたまちづくりに済生会は取り組んでいる。地域の皆さんと一緒になってこれを進めていきたい」と訴えました。フリーアナウンサーで野菜ソムリエの資格を持つ佐藤麻美さんが「ちゃんと食べて、ちゃんと寝る」と題し講演、「食事も睡眠も質が大事」と訴え、その秘けつを披露しました。
 フェアには企業や団体も参加、㈱明治の管理栄養士がフレイル予防を解説。26日は障害のある子どもたちの遊びの工夫を紹介するコーナーを開設しました。

 北海道済生会は、住民が健康で豊かな生活を送れるよう、2020年にウイングベイ小樽の運営元である㈱小樽ベイシティ開発と協定を締結。2021年に同施設内に介護や児童福祉の拠点を集約した「済生会ビレッジ」をオープンさせるなど、まちづくり構想「ウエルネスタウン」を続けています。

北海道済生会 清水雅成

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