社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2022.11.06

広島病院が済生会フェア ショッピングセンターと共催

信友直子さん
坂中学校吹奏楽部

 済生会の活動への理解を深める済生会フェアが11月6日、広島病院と隣接するショッピングセンター「フジグラン安芸」で開催され、約1000人が来場しました。
 同院の看護師やケアマネジャーなどがフジグラン安芸に出向き、市民の健康相談などに応じる「よろず相談会」を毎月実施していますが、済生会の活動をもっと知ってもらうため、「済生会フェア」を2年ぶりに開催。無料の健康測定や相談会、講演会や救急車両の展示などが行なわれました。

 午前10時20分、広島病院の多目的ホールで松本公治院長が開会挨拶、矢野中学校吹奏楽部の演奏会で華やかにスタートしました。骨密度測定や血管年齢測定は順番待ちの行列ができるほどの大人気でした。広島県坂町と熊野町のマスコットキャラクターも登場。救急車両の展示コーナーでは、多くの親子連れが記念写真を撮っていました。

 午後は、同院で特別講演。済生会の炭谷茂理事長が、「誰一人取り残さない社会を作るために」と題し、済生会が外国人や障害者、刑務所出所者など生活困窮者と一緒に地域社会を築いていくソーシャルインクルージョンの考え方を紹介しました。続いて、認知症の母の介護をする父の日常を描いた映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の監督・信友直子さんは、「認知症が私たち親子にくれたもの」をテーマに自らの体験を踏まえて講演。「家族の笑顔が認知症の人を安心させる。家族だけで介護しようとせず、公的サービスの活用やご近所と介護をシェアしましょう」と分かりやすい言葉で語りかけました。
 最後にフジグラン安芸で坂中学校吹奏楽部約40人が演奏を披露しました。

広島病院 済生記者 細川佳緒理

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE